過去ログ - みく「……怨みの門?」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:12:02.81 ID:beAzPYdzo
Phase 2
気が付けば、そこは真っ暗な世界。もう夜になってしまったのだろうか。
……何も思い出せない。けれど、少しずつ思い出してきた、ような気がする。
たしか、みくはスタジオで撮影をしていたはず。でも、周りを見回しても誰もいない。
周りにあるのは、枯れた木のようなものだけ。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:14:17.59 ID:beAzPYdzo
???「ようこそ、怨みの門へ」

みく「うわあっ!」

真っ黒な衣装を身に纏ったその人は、いきなりみくの目の前に現れた。いきなりすぎて、思わず叫んでしまうほど驚いてしまった。
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:15:11.01 ID:beAzPYdzo
みく「待って!」

イズコ「何?」

みく「あ、あの、一緒にいてほしいな、って。こんな所に一人でいたら、おかしくなりそうで」
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:16:06.82 ID:beAzPYdzo
みく「のっ、呪い殺す!?」

イズコ「ただし、人を殺めたものは地獄へ行き、再生のない苦痛を味わうことになるわ」

みく「呪い殺すだなんてとんでもないにゃ! そんなこと、みくはしないよ!」
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:17:11.93 ID:beAzPYdzo
Phase 3
ちひろ「プロデューサーさん、みくちゃんのご両親、明日には来れるそうです」

P「……そうですか」

以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:18:38.19 ID:beAzPYdzo
P「ちひろさん、何するんですか」

ちひろ「ごめんなさい、すぐにプロデューサーさんを止める方法が、他になくて」

ちひろ「プロデューサーさん、それだけは、それだけは言っちゃ駄目です」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:20:30.18 ID:beAzPYdzo
イズコ「さて、どうする? まだこっちにいる?」

うん。きっと、ちひろさんは大丈夫かもしれない。でも、Pチャンの事が心配だから。なんだか、今にも消えてしまいそうで、とっても心配なの……

イズコ「いつ戻ってきてもいいわ。でも、決断の期限は守って頂戴」
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:24:15.05 ID:beAzPYdzo
その時、みくは気づいていなかった。プロデューサーのアパートに着くまで、二人の重なった手の位置が、少しもずれていなかったことに。


みくと別れ、怨みの門に戻ったイズコの前に一匹の蛙が現れた。

以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:25:26.81 ID:beAzPYdzo
Phase 4
アパートに着くなりベッドに倒れこみ、翌朝まで死んだように眠ったPチャン。
Pチャンの枕は、涙で濡れていた。どんな夢を見ていたか、想像がつく。あっているかどうかは別としてね。そもそも夢を見ていたのか、とかそういうのはなしにゃ!
きっと、みくの夢を……ゴホン。なんでもないにゃ。

以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:26:30.81 ID:beAzPYdzo
それから数時間後。事務所に、みくのパパとママがやってきた。
久しぶりに見るパパとママは、少しやつれてるように見えた。無理もない、自分の子どもが死んでしまったのだから。
子どもが死んで悲しまない親がどこにいるのだろうか。もしいたら、そいつはとんでもない奴だにゃ。

P「お父様、お母様、おはようございます。この度は本当に申し訳ございませんでした」
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/07/02(火) 23:27:27.73 ID:beAzPYdzo
ちひろ「みくちゃんのご両親、とても強かったですね」

P「そうですね、俺とちひろさんの前じゃ涙一つ見せなかった。きっと、親になると強くなれるんでしょうね」

ちひろ「あはは、私たちじゃいつまでも勝てそうにありませんね」
以下略



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