過去ログ - 恵美「もしも魔王の正体に気づかなかったら」3巻
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67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 20:03:43.60 ID:6QX93pwdo
恵美「ねえ、考えたこともなかったでしょう? 旅人がお守りを大切に思ってたように」

恵美「お守りも旅人に大切にされることが何より嬉しかったこと」

恵美「そして、旅人を見守る他の人がいたこと。……旅人がいなくなったら悲しむ人がいたこと」
以下略



68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 20:04:20.17 ID:6QX93pwdo
恵美「あのね、仮に昨日あなたが犠牲になってガブリエルを追い返してたら、私やこの子がどれだけ悲しんでたと思うの?」

私がずっと苛立っていたのはそこだ。

彼は恋愛に疎いとは知っていたが、そういうレベルではないと分かった。
以下略



69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 20:04:50.55 ID:6QX93pwdo
アラス・ラムス「ぱぱ、だいじょうぶ?」

真奥「……ああ、大丈夫。お前に会えて嬉しいんだ」

真奥「ごめん、アラス・ラムス。……恵美」
以下略



70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 20:05:21.01 ID:6QX93pwdo
恵美「今のアラス・ラムスは私から離れられないから、私の家で三人で暮らしましょう」

恵美「大丈夫、芦屋よりも家事は上手くやってみせるわ。これからは真奥恵美として私も――」

千穂「遊っ佐さぁぁぁぁぁん!? 早い、早いです!」
以下略



71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 20:05:56.27 ID:6QX93pwdo
【おまけ】

鈴乃「……えー、ではアラス・ラムスの今後についての会議を始める。……って何で私が議長なんだ」

恵美「まあ、色んな意味で中立だし」
以下略



72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 20:06:24.98 ID:6QX93pwdo
恵美「正直、私は大分お金には余裕あるし、その辺は私持ちでもいいんだけど」

真奥「そこは譲れねぇ。俺達の娘だって言ったのはお前だぞ、恵美」

彼が強い意志を秘めた声で言ってくるので、素直に頷く。
以下略



73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 20:06:57.26 ID:6QX93pwdo
鈴乃「なら逆に魔王達がエミリアのマンションの空き部屋に引っ越すか? ……私も監視のためそうすることになるが」

真奥「恵美、なんか結構いいマンションに住んでるんじゃなかったか?」

恵美「私の部屋は事故物件で五万円だけど、他はそんなもんじゃないわよ。詳しく知らないけど、下手すると倍近くとか?」
以下略



74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 20:07:29.78 ID:6QX93pwdo
鈴乃「仮に魔王とエミリアが、このアパートでもエミリアの部屋でも、同居するとしよう」

鈴乃「すると問題はアルシエルとルシフェルだ。こいつらはどうなる」

恵美「私としては、まあお義母さんとの同居まではアリね。ニートを食わす気はないわ」
以下略



75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 20:07:57.13 ID:6QX93pwdo
芦屋「お待ちください魔王様、もし魔王様が子育てを第一にお考えなら」

芦屋「我々がその障害になるなど、本意ではありません。我々の食い扶持くらいは自力で稼いでみせましょう」

あくまで貞夫第一の芦屋がそう言った。
以下略



76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/06(土) 20:08:24.77 ID:6QX93pwdo
誰もが考えこむ中で、やがて議長が発言した。

鈴乃「……ふむ、こうなれば、アラス・ラムスを含む皆が少しずつ我慢する折衷案でどうかな」

真奥「……というと?」
以下略



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