過去ログ - 幸子「優しい優しい、プロデューサーさん」
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297: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/08/07(水) 22:52:04.35 ID:Tc0xzzKq0


「あぁ、料理か……自炊の方が節約できるから、自然とするようになって、自然にできるようになっただけだよ。
 ただ、焼くのと煮るのくらいしか出来ないがな」

以下略



298: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/08/07(水) 22:53:22.82 ID:Tc0xzzKq0


この状況でも、幸子は案外いつも通りであった。

――私の、勘違いでは無いのか?
以下略



299: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/08/07(水) 22:55:01.36 ID:Tc0xzzKq0


不意に、私は彼女の名前を呼んでいた。
まるで、私の内心に体の制御を奪われたかのように、意識の範疇の出来事であった。

以下略



300: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/08/07(水) 22:56:05.03 ID:Tc0xzzKq0


「……えっと……幸子?」


以下略



301:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/07(水) 23:01:58.01 ID:HJ+QeR4DO
来てる、やったー!


302: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/08/08(木) 00:56:06.94 ID:TGh4K5Fj0

何とか意識を取り戻し、料理を作った。
手っ取り早く作れる物をあるだけ作り、テーブルに乗せた。
そして、小さなちゃぶ台を二人で囲みながら、私の作った料理を食べた。
味はわからなかった。ただ黙々と、無意味に咀嚼を多めに取り、私は料理を胃に押し込んだ。
以下略



303: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/08/08(木) 00:57:19.44 ID:TGh4K5Fj0


「な、何だ幸子」

「い、いえ……――さんから、どうぞ」
以下略



304: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/08/08(木) 00:58:52.77 ID:TGh4K5Fj0


幸子はいそいそと立ち上がり、扉を開けて洗面所に向かった。
私はたった一つしかない部屋に取り残された。
テレビでは、いつの間にかニュースが流れていた。重苦しい口調で、キャスターが何かを述べている。
以下略



305: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/08/08(木) 00:59:24.96 ID:TGh4K5Fj0


「……まさか、こんな物を買うとは……」


以下略



306: ◆S.3OfNv5Fw[saga]
2013/08/08(木) 01:00:59.81 ID:TGh4K5Fj0

画面の向こうの彼女は、楽しそうに目を細め、得意顔で、イキイキと動いている。
アイドル然とした彼女がそこにはいた。
誰もがこの彼女を見て、彼女はどういう性格なのかと決めつけるのだろう。
いや、ライブだろうが、握手会だろうが、彼女の表面しか他人は見れない。
以下略



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