過去ログ - 文才ないけど小説かく(実験)4
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962:私(お題:久方ぶり)0/7
2014/01/22(水) 14:57:16.46 ID:9MEAyqUio
通常投下します。


963:私(お題:久方ぶり)1/7
2014/01/22(水) 14:59:39.59 ID:9MEAyqUio
声が聞こえる。誰かの話し声。どこかで聞いたような声。意識がだんだんはっきりしてき
て、言葉の意味がわかるようになり、誰と誰がしゃべっているのか、思い出す。
私は目を開けた。
「明美!」
そう、これは優子の声。もう一人は優子の隣の美幸。
以下略



964:私(お題:久方ぶり)2/7
2014/01/22(水) 15:01:09.24 ID:9MEAyqUio
「そう、よかった」
医師は安心したという顔を見せて、書類に何かを書き込んだ。
「それで、とりあえずここに来てすぐにした検査では異常なかったんだけど、念のためもう
一度精密検査をしなきゃならないから。明後日までは入院してもらうね」
「あ、そうなんですか」
以下略



965:私(お題:久方ぶり)3/7
2014/01/22(水) 15:03:08.88 ID:9MEAyqUio
「ま、忘れたほうがいいでしょ」
優子が言う。確かに忘れた方がいいのかもしれない。きっと恐ろしい記憶だろうから。
「ふたりともー次の授業始まるよー」
むこうから仁美の声がした
「やばいよ明美! 次音楽じゃん!」
以下略



966:私(お題:久方ぶり)4/7
2014/01/22(水) 15:04:27.92 ID:9MEAyqUio
「はい!」
驚いて振り返ると、先生の顔が目の前にあった。
「授業中だ!」
「す、すいません」
先生はテストを机の上に置くと教壇に戻っていった。ちらっと外を見ると、仁美はもう電話
以下略



967:私(お題:久方ぶり)5/7
2014/01/22(水) 15:06:21.45 ID:9MEAyqUio
「もうマラソン飽きたよね」
「だね。おんなじところぐるぐるぐるぐるアホかって」
電車の中でいつもどおりに愚痴を言い合う。優子、美幸、私は途中の駅までは同じなのでい
つも一緒に帰るのだ。
「あ、そういや仁美がさー、体育の時マラソンサボって電話してたんだよー」
以下略



968:私(お題:久方ぶり)6/7
2014/01/22(水) 15:07:55.75 ID:9MEAyqUio
「どうしたの?」
二人は今までに見たことがないくらい怖い顔をしていた。
「帰り道思い出せるかなって心配になって」
優子が言う。
「何言ってるの?」
以下略



969:私(お題:久方ぶり)7/7
2014/01/22(水) 15:08:56.17 ID:9MEAyqUio
「最初はかなり良かったけど、加速度的にダメになったね」
「地理データまできちんと入っていたのは確かな成果になりますが」
「あ、そういや被験者に中途報告の電話を見られたんだって?」
男は女性の一人に茶化すように言った。
「……すいません。まさかあんなところから見られてると思わなくて」
以下略



970:私(お題:久方ぶり)
2014/01/22(水) 15:10:22.35 ID:9MEAyqUio
以上です。
お題くださった方、読んでくださった方ありがとうございました。


971:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/23(木) 00:11:50.64 ID:A2RE5aa80
お題ぷりず


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