8: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/21(日) 15:29:34.81 ID:V77nFIwLo
「まあ、こんな小さな事務所から引き抜く人材はいないだろうさ。すまないがPくん、お客さんがお越しになったら応対してくれるか」
『ああ、はい。分かりました』
「よろしく頼むよ」
9: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/21(日) 15:30:06.32 ID:V77nFIwLo
こぽこぽと音を立てて入っていくコーヒーミルから離れ、私は一旦自分の席に戻ると、有線放送の電源を入れる。適当にチャンネルを回して、音量を調節した。
『こんなものかな』
私は小さく呟くと、一息をつく。
10: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/21(日) 15:30:39.05 ID:V77nFIwLo
『……ん?』
そして、コーヒーを飲もうとした時、プロダクションのドアを叩く音がした。私はすぐに立ち上がると、急いで扉の方へと向かう。
『はい、どちら様でしょうか』
11: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/21(日) 15:31:14.46 ID:V77nFIwLo
『これは失礼をいたしました、シンデレラガールズの方でしたか。お話は伺っております、社長室の方へご案内をさせていただきますね』
どうやら社長の言っていた辣腕経営者と言うのは、この人のことらしい。年齢で言えば当然ながら私の方が若いのだが、経営者と言う点で見れば、彼は異常なほど若い社長であるように思える。
「うむ、済まんね」
12: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/21(日) 15:31:50.52 ID:V77nFIwLo
『失礼します』
私は再び声を掛け、扉を開ける。
「それで、こちらのアイドルは――」
13: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/21(日) 15:32:41.96 ID:V77nFIwLo
本日の更新はこれで終了です。次回の更新は未定ですが、できれば一週間以内にはしたいと思っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/21(日) 18:12:57.17 ID:awszV3dFo
乙乙
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/21(日) 18:28:13.70 ID:6rhxEyYMo
おつおつ
……女性?
一文が少し横に長いかも。文章としては読みやすいけど
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/21(日) 19:12:41.15 ID:2okMgakZ0
黒川さん期待
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/22(月) 00:37:51.61 ID:DRCRMNK30
七人目の人か!今回も期待してます
18: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/25(木) 17:57:05.36 ID:mcyolYMmo
「いや、長々とお時間を取らせました」
「些少なことですよ、シンデレラプロさん。こちらこそこんな小さな会社に出向いていただき、申し訳ない所ですな」
「なにを仰いますか。この業界で生き残っていることは、誇っていいと思いますぞ」
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