137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/29(月) 19:46:41.93 ID:WAoZDAQYo
扉を開け、中に入る。
するとそこには、
アニ「! アルミン……?」
138:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/29(月) 19:54:28.94 ID:WAoZDAQYo
アルミン「ま、まぁなんというか……災難だったね」
アニ「…………」
アルミンは複雑な思いで愛想笑いをしたが、アニはそれを一瞥してまた作業に戻った。
139:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/29(月) 19:59:03.00 ID:WAoZDAQYo
アルミン「アニ、これはどこに……」
アニ「そこ」
アルミン「あ、あぁ」
140:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/29(月) 20:04:48.25 ID:WAoZDAQYo
必要な会話のみ交わし、黙々と作業を続ける2人。
それをしばらく続け、それなりの作業量をこなし、
持っていた荷物を棚に置いたところでアルミンは大きく息を吐く。
短時間にこれだけたくさんの物を持ち上げたり運んだりしたのは、初めてかも知れない。
141:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/29(月) 20:10:45.05 ID:WAoZDAQYo
・
・
・
アルミン「っ……しょっ、と……。はぁ、はぁ……」
142:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/29(月) 20:17:36.29 ID:WAoZDAQYo
自分は体力をつけるためにこの作業をしているはずだ。
体力をつけて強くなるために……。
しかし先程から、自分の情けなさを改めて突きつけられるばかり。
本当にこんなことをしていて自分は……
143:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/29(月) 20:23:00.54 ID:WAoZDAQYo
アニは、少し高い場所にある荷物を取ろうとしていた。
しかしどうも地面からでは届きそうにないと知り、棚に脚をかけて取ろうとした。
その時だった。
棚の反対側には重量はかかっていなかったのか。
144:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/29(月) 20:29:02.09 ID:WAoZDAQYo
アニ「っ……!」
この位置、この体勢。
もう間に合わない。
受身を取るので精一杯……回避するのは不可能だ。
145:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/29(月) 20:35:01.93 ID:WAoZDAQYo
アルミン「良かった、無事みたいだね……」
あのアルミンが、自分を庇った。
予想外の出来事にアニは珍しくほんの少しだけ動揺した。
しかしあまりのんびりしていられない状況にあることはわかっていたので、すぐに落ち着きを取り戻す。
146:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/29(月) 20:43:21.95 ID:WAoZDAQYo
アルミン「えっと、じゃあ、左手を少し上げるよ」
アニ「……できるの?」
アルミン「かなりきついけど……。あんまり長い時間は無理だから、
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