過去ログ - 「進撃のラッキースケベ」
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145:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/29(月) 20:35:01.93 ID:WAoZDAQYo
アルミン「良かった、無事みたいだね……」

あのアルミンが、自分を庇った。
予想外の出来事にアニは珍しくほんの少しだけ動揺した。
しかしあまりのんびりしていられない状況にあることはわかっていたので、すぐに落ち着きを取り戻す。
以下略



146:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/29(月) 20:43:21.95 ID:WAoZDAQYo
アルミン「えっと、じゃあ、左手を少し上げるよ」

アニ「……できるの?」

アルミン「かなりきついけど……。あんまり長い時間は無理だから、
以下略



147:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/29(月) 20:48:08.10 ID:WAoZDAQYo
アニ「っ……!」

アルミン「!? ……!?」

アルミンにはわけがわからなかった。
以下略



148:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/29(月) 20:53:26.34 ID:WAoZDAQYo
……そんなことがあり得るのか。
それほど棚は不安定だったのか。
地震でも起こったのか。
風が吹いて棚を倒しでもしたのか。
それとも大宇宙の意志か。
以下略



149:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/29(月) 20:59:21.16 ID:WAoZDAQYo
アルミン「っ、ふー……ふー……!」

アルミンの呼吸は荒い。
この状況で、こんな狭い穴からしか酸素を取り入れることができないのは
流石に辛いとアルミンは感じた。
以下略



150:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/29(月) 21:06:48.01 ID:WAoZDAQYo
その瞬間アルミンの脳内に、この状況になる直前の光景がフラッシュバックした。
自分が今アニのどこに顔を押し付けているのか。
ほとんど無意識に、現状把握の一環としてアルミンは推理してしまった。

押し潰される直前、あの時自分の顔の位置にあったのは……アニの腹部。
以下略



151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/29(月) 21:11:13.02 ID:WAoZDAQYo
アルミン「っ……!」

まずい……その通りだ。
ずり下がったんだ。
思い出した。
以下略



152:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/29(月) 21:18:50.36 ID:WAoZDAQYo
正直息苦しさはかなりのものだったが、
あんなことに気付いてなお先程までのように呼吸できるはずがない。
アニに不快な思いをさせてしまう。
事実アニは、呼吸を抑えて欲しいと言って……

以下略



153:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/29(月) 21:26:59.14 ID:WAoZDAQYo
それからほんの少し経って、アニはまた口を開いた。

アニ「……あのさ。あんたもしかして、今喋れないの?」

アルミン「……! んぐ、もが、もが……」
以下略



154:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/29(月) 21:35:18.51 ID:WAoZDAQYo
手の伸ばし具合や角度から推定される位置や、そして手のひらに伝わる感触。
つまりアルミンの左手は……ちょうどアニの胸に置かれていた。
アニが脱出する時に左手を上げていたからか、とアルミンは混乱する頭の片隅で冷静に理解した。

アルミン「っ! っ〜〜!」
以下略



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