過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」霞「その8かしら」
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857: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 02:45:39.88 ID:SezU/tkCo

―― それから何が起こったのか私には詳しく分かりません。

けれど、そんな愚かな私を必死に霞ちゃんたちが助けようとしてくれているのは分かりました。
恐ろしくも強大な相手に立ち向かい、私に呼びかけ続けてくれていたのです。
以下略



858: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 02:46:10.92 ID:SezU/tkCo

―― そんな私に届いたのは…京太郎様の声でした。

「あ、あのさ…」と微かに震えるその声を私が聞き間違うはずがありません。
例え、地獄の底に居たって…私は愛しいその声を聞き取る事が出来るでしょう。
以下略



859: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 02:46:41.11 ID:SezU/tkCo

―― けれど…それが京太郎様に触れる事はありませんでした。

『呪い』という言葉でさえもまだ足りない恐ろしい闇の力。
さっきまでの戯れに振るわれていたものよりも遥かに強く、そして濃いそれは、何かを壊し、殺す為のものでした。
以下略



860: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 02:47:08.09 ID:SezU/tkCo

―― で、でも、ここは流石にまずいですよ…!!

今にも始めてしまいそうな『何か』に私は意識の底でそう叫びました。
何せ、私の周りには霞ちゃんたちが今も倒れ伏したままなのです。
以下略



861: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 02:48:09.93 ID:SezU/tkCo

―― ですが…そうやって私の身体を動かしているのは私ではないのです。

その身体は私のものですが…けれど、厳密には私ではありません。
それを支配しているのはあくまでも別の『何か』なのです。
以下略



862: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 02:48:35.99 ID:SezU/tkCo

―― だからこそ…その言葉は私に強い驚きをもたらしました。

「これからさ…小蒔の事、護ってやってくれないか?」と優しく私に告げられた京太郎様の言葉。
その意味を私は最初、ちゃんと理解する事が出来ませんでした。
以下略



863: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 02:49:08.39 ID:SezU/tkCo


―― ごめんなさい…京太郎様…っ。

私が京太郎様を想っているのと負けないくらい…大きくて暖かな…愛情。
以下略



864: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 02:49:34.86 ID:SezU/tkCo

小蒔「(あぁ…私……♪♪)」

ようやく表層へと戻ってこれた事に、私は震える胸の中を歓喜で満たしました。
これまで意識の奥底へと押し込められていた私がようやく身体の主導権を取り戻す事が出来たのです。
以下略



865: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 02:50:06.44 ID:SezU/tkCo

小蒔「んぅ…ぅ♪♪」

けれど、そうやって私の身体を慰撫するような京太郎様の仕草が嬉しくないはずがありません。
私が少しでも不快感を感じる事がないように、と優しく拭いてくれる度に私は愛しさで目尻を潤ませてしまうのですから。
以下略



866: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/14(水) 02:50:32.84 ID:SezU/tkCo

小蒔「ごめん…なしゃい…ぃ…♥♥♥」
京太郎「ん…」

それに思い至るのがもっと早ければ…こんな騒動なんて起こす事はなかったでしょう。
以下略



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