過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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673: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:14:59.96 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「ごめんなさい。そろそろ京太郎様のお家に行かないと…」
霞「あぁ、そう言えば今日はお泊りだったものね」
小蒔「はいっ♪」

以下略



674: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:15:27.44 ID:DtkKb4Jxo

―― 原村和という少女は努力家だ。

非の打ち所のない美少女のように言われている彼女だが、何も最初から全てを完璧にこなせた訳ではない。
今では得意と言える料理だって何度も失敗しているし、掃除や洗濯もまた同じだ。
以下略



675: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:15:57.26 ID:DtkKb4Jxo

和「(これはそこそこ好評でしたし…あ、でも、味付けはこっちの方が好みなんでしたっけ…?)」

そんなデータと睨めっこしながら、頭の中で料理を組み立てていく時間。
それは決して楽なものではないものの、とても楽しいものだった。
以下略



676: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:16:25.19 ID:DtkKb4Jxo

和「(最近は…こういった事は少なかったですから…仕方ないですよね)」

龍門渕との練習試合も終わり、京太郎はまたバイトに精を出すようになった。
お陰で彼は原村邸で食事をする事がめっきり減ってしまったのである。
以下略



677: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:17:05.13 ID:DtkKb4Jxo

和「(その所為か…最近は少しずつ京太郎君も甘えてくれるようになりました…♥)」

その他、大小様々なアピールの結果、京太郎は少しずつそのタガを緩ませ始めていた。
それまでは和や小蒔の前では頼れる男でいなければ、と彼なりに自分を戒めていたのである。
以下略



678: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:17:38.89 ID:DtkKb4Jxo

和「(もっと早くに素直になっていれば…もしかしたら…)」

小蒔が長野に転校してくる前に…和が二人に決意表明をしていればまだ話は違ったかもしれない。
二人は必要以上に和に遠慮する事はなく、きちんとした場で戦えたかもしれないのだ。
以下略



679: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:18:11.68 ID:DtkKb4Jxo

「…和」
和「ひゃぅ!?」

天性の才能とまで言って良い、並桁外れた集中力。
以下略



680: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:18:43.64 ID:DtkKb4Jxo

和「(それに…お父さんは京太郎君の事を嫌っているみたいですし…)」

以前、京太郎が原村邸を尋ねた時、応対したのは彼だった。
その時から彼は口には出さないものの、京太郎の事を嫌っているのである。
以下略



681: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:19:23.79 ID:DtkKb4Jxo

和「あの…今日は早いんですね」
「あぁ…少し顔を合わせるだけだったからな」

そんな娘の言葉に彼は小さく頷きながら、ネクタイを緩める。
以下略



682: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:19:53.48 ID:DtkKb4Jxo

「(結局は…私も追求する事を恐れていただけなのかもしれないな)」

久方ぶりに感じる自分の狼狽に彼は自嘲気味にそう思った。
寛容で理解力のある父親…というポーズを取っていただけで、結局は自分に不都合な事実から逃げていただけなのだと。
以下略



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