過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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683: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:20:38.97 ID:DtkKb4Jxo

「何だ?もっと言われたかったのか?」
和「そういう訳じゃ…ないですけれど…」

そんな娘に返される彼の声は少しだけ浮かれたものになっていた。
以下略



684: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:21:12.08 ID:DtkKb4Jxo

「そして…お前は私に似て頑固だからな。親に言われた程度で自分を曲げはしないのは…私が良く分かっている」

そう言いながら彼が自嘲気味に笑うのは、自身もまたそうやって親と衝突した経験が少なからずあったからだ。
特に恋愛関係では一度も譲った事はなく、今の妻との結婚も半ば強引に強行した経緯がある。
以下略



685: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:21:39.53 ID:DtkKb4Jxo

和「あの…」
「ん?」
和「…有難うございます」
「…別に…感謝されるような事じゃない」
以下略



686: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:22:22.37 ID:DtkKb4Jxo

「…そうか」

それを感じ取りながらも、父は何も言わなかった。
代わりにコップに入った牛乳を一気に口の中へと流し込む。
以下略



687: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:23:08.74 ID:DtkKb4Jxo

「(結局…私はちゃんと娘の事を理解できていなかったのか)」

東京の進学校を勧めたのも、それが娘の為になると思ったからだ。
しかし、それは決して学歴というステータスを得る為だけではない。
以下略



688: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:23:41.01 ID:DtkKb4Jxo

―― 結局、和が須賀邸へとたどり着いたのは夕方の五時を過ぎた頃だった。

家を出た時刻こそ予定通りだったものの、思わぬアクシデントに献立は決まっていないままだったのだ。
結果、スーパーへと立ち寄った和は食材を前に悩み、中々、決める事が出来なかったのである。
以下略



689: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:24:21.19 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「…」
和「…」

固まった二人の間に微妙な空気が流れるのは、二人ともその手にスーパーの袋を下げているからだろう。
以下略



690: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:24:59.85 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「あの…原村さんは…どうしてここに?」
和「そ、それは…」

それを破ったのは小蒔の方だった。
以下略



691: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:25:36.51 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「……」
和「……」

とは言え、二人は二の次の言葉を紡げない。
以下略



692: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:26:08.39 ID:DtkKb4Jxo

和「あ…じゃあ…神代さんから…」
小蒔「いえ…原村さんの方から…どうぞ」
和「いや…私はその…大したものじゃないので…」
小蒔「私も…あんまり重要な事じゃないですから…」
以下略



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