過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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2013/08/22(木) 19:04:41.29 ID:ESoSJTHeo
特設ステージから聞こえるバンド演奏に耳を傾けていると、妙に薄ら暗い気持ちになる。
「……今年の夏、なんもなかったなあ」
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2013/08/22(木) 19:05:09.42 ID:ESoSJTHeo
気付けばバンド演奏は終わっていて、小学生の和太鼓演奏に変わっていた。
暗くなってくると、辺りはより一層賑やかになりはじめた。
商店街を歩く人々の組み合わせはさまざまだった。親子。家族連れ。学生の集団。若い男女。
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2013/08/22(木) 19:05:36.25 ID:ESoSJTHeo
「そんなに女の子と一緒に夏祭りに来たかったのか?」
「いや、そんなにってわけではないけど」
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2013/08/22(木) 19:06:26.53 ID:ESoSJTHeo
「分かった」
とビィ派は言った。うんざりしたような声音だった。
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2013/08/22(木) 19:07:12.07 ID:ESoSJTHeo
「ナンパなんてできるような性格だったら、そもそもこんなことでうだうだ悩んでないよ」
「ナンパができないならどうする? 奇跡が起こるのでも待つか?」
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2013/08/22(木) 19:07:44.49 ID:ESoSJTHeo
◇
ナンパなんてするより、同じ学校の女の子と親しくなっていく方がよっぽど発展性がある。
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2013/08/22(木) 19:08:26.86 ID:ESoSJTHeo
「つまり、『恐怖を感じている間は、苦痛は実在しない』『恐怖は常に未来の苦痛に対する不安だ』
『同時にそれは過去受けた苦痛の反復に対する予感でもある』『苦痛は実在しない』『よって恐怖も実在しない』
『日常生活の範囲内では、大抵の場合、実際に訪れる苦痛は恐怖していたそれよりもずっと小さい』
『おまえが失敗しても俺は笑わない』『誰も気にしない』『何も傷つかない』」
以下略
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2013/08/22(木) 19:09:18.91 ID:ESoSJTHeo
◇
実践編、その一。
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2013/08/22(木) 19:10:00.23 ID:ESoSJTHeo
「あの」
と俺は彼女の背中に声を掛けた。彼女は振り向きさえしなかった。
声が小さくならないように注意したつもりだったが、聞こえなかったのだろう。
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2013/08/22(木) 19:10:37.21 ID:ESoSJTHeo
硬直している俺をさしおいて、妹は即座に現実を受け入れたようだった。
「結局来たんだ、お祭り。来ないんだと思ってた」
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2013/08/22(木) 19:11:06.97 ID:ESoSJTHeo
「うん。小遣い、足りてるか?」
「足りないって言ったら、くれる?」
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