過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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416:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/17(火) 00:02:56.40 ID:RzwtcYv60



417:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/17(火) 14:39:19.48 ID:cJtiNv5jo



418:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/18(水) 19:07:12.59 ID:HkmCtYrLo



 意識を取り戻した時、俺は自室のベッドの上にいた。

以下略



419:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/18(水) 19:07:42.20 ID:HkmCtYrLo

 他に時間を確認する手段。
 すぐに思いついたのはパソコンだったけれど、電源を入れるのが面倒だった。
 それなら、部屋を出て他の場所の時計を見た方が早い。

以下略



420:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/18(水) 19:08:16.10 ID:HkmCtYrLo

 いくら試してもダメだった。どうしてか、ドアは開かない。

 わけがわからなかったけれど、だからといってずっと扉を揺すっているわけにもいかない。
 俺は部屋を見回して、何か状況の把握に役立ちそうなものを探した。
以下略



421:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/18(水) 19:08:51.87 ID:HkmCtYrLo

 落ち着け、と俺は自分に言い聞かせた。
 
 前後の状況が思い出せないせいで、奇妙な焦燥感に襲われている。
 ましてや時間が分からないというのは最悪だった。
以下略



422:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/18(水) 19:09:26.21 ID:HkmCtYrLo

「どうしてこんなことになったんだろう?」

 と俺は訊ねてみた。答えを期待したわけではない。独り言のつもりだった。

以下略



423:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/18(水) 19:09:52.24 ID:HkmCtYrLo

「うん。知ってるよ。おにいちゃんはそこから出られないんだ」

 唐突に、声の調子が変わった。それでも俺は、相手が誰なのか分からなかった。

以下略



424:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/18(水) 19:10:20.01 ID:HkmCtYrLo

「黙れよ!」と俺は怒鳴った。

 けれど、声は何かに吸い込まれたように一瞬で消えてしまった。
 最初から存在しなかったみたいに綺麗に。
以下略



425:以下、新鯖からお送りいたします[saga]
2013/09/18(水) 19:11:07.05 ID:HkmCtYrLo

 声はそこで一度途切れた。自分の身に何が起こっているのか、把握できない。
 窓の外の景色は、霧に塗りつぶされていた。ここからはもう、何も見えない。

「……俺のせいだろ、母さんが出て行ったのは」
以下略



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