過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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504:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/24(火) 22:18:27.73 ID:y//zfXIKo
シャーペンノックしまくって芯が足元に落ちてるまで想像できた


505:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/26(木) 07:11:13.71 ID:22uhiiimo
床には長年たまった芯がばらまかれてるのかそうか


506:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/26(木) 19:34:06.72 ID:TcbpP0uzo



 部長の口車に乗せられてノートを開いた。実際、今なら何かを書けるような気がしたのだ。
 
以下略



507:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/26(木) 19:34:33.26 ID:TcbpP0uzo

 それでも俺は書こうとしてみた。俺が書き始めたのだ。書き終えないわけにはいかない。
 そんなのはあまりに無責任だし、身勝手だ。途中で放り投げることはできない。

 だから俺は書く。書いている。でも書いているうちに、自分が何を書いているのか、段々と分からなくなってくる。
以下略



508:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/26(木) 19:35:14.04 ID:TcbpP0uzo



 部活が終わった後も、何をするでもなく部室に残っていた。
 
以下略



509:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/26(木) 19:35:47.72 ID:TcbpP0uzo

 額を抑えて考え込んでいると、不意に物音が聞こえて顔をあげた。
 てっきりもうみんな帰ったのかと思っていたら、後輩がまだ帰っていなかったらしい。

「帰らないの?」と俺は訊ねてみた。
以下略



510:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/26(木) 19:36:14.05 ID:TcbpP0uzo

「ああ、いや、やっぱりいい」

 俺がそう言ったとき、後輩の表情は目に見えて変わった。
 さっきまでの、どこか怯えたような表情から、驚いて声も出せないというようなものに。
以下略



511:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/26(木) 19:36:40.00 ID:TcbpP0uzo

「……あ、そう?」

 結局でてきたのはそんな間抜けな反応だけで、

以下略



512:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/26(木) 19:37:07.08 ID:TcbpP0uzo

「あの、よく分からないけど、今俺、傷ついていいところだよね?」

「はい。でも、せんぱいは傷つきませんよね?」

以下略



513:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/26(木) 19:37:50.55 ID:TcbpP0uzo

 思わず溜め息が出た。「すみません」と後輩が謝る。謝るくらいなら最初から言うな。

「何を考えているのか分からなくて、ずっと、怖かったんです。せんぱいのこと」

以下略



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