過去ログ - 食蜂「好きって言わせてみせるわぁ」 その3
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287:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/11(水) 06:22:08.32 ID:bCBZW/S80
「往生際が悪いわねぇ。それともなぁにぃ? 上条さんったら、月詠先生を嘘つきにするつもりぃ?」

「月詠……って、何で小萌先生が出てくんだよ?」

「とぼけても確たる証拠は出揃っていることを暗示しただけよぉ。口止めされてるからなのか、見てるのも可哀そうになるくらい必死に否定してたケドねぇ」
以下略



288:以下、新鯖からお送りいたします[saga sage]
2013/09/11(水) 06:25:52.15 ID:bCBZW/S80
「……ふぅ、……ふぅ……ふうぅぅー」

「お、おい? だ、大丈夫か?」

過剰な腹式呼吸で怒りと熱を二酸化炭素に変換し、遠ざかりかけた理性を辛うじて引き戻す。
以下略



289:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/11(水) 06:35:46.83 ID:bCBZW/S80
「よし、じゃあわかった」

「な、何がよぉ?」

「要するに、お前は俺に借りを作ったままじゃ嫌だから返そうとしてる。そういうことなんだろ?」
以下略



290:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/11(水) 06:45:40.97 ID:bCBZW/S80
「……上条さんって」

「うん?」

「つくづく損な性分なのねぇ」
以下略



291:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/11(水) 07:29:39.08 ID:bCBZW/S80
一か月後。
書類上在籍していた、ろくに通ってもいなかった学校に卒業証書を受け取りにいった帰り道。
少女は小走りで小萌と待ち合わせしている場所へと向かっていた。

途中、行く先々で下校中の学生たちと出くわした。
以下略



292:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/11(水) 07:34:14.99 ID:bCBZW/S80
「……え、上条さん?」

待ち合わせのセブンスミストでばったり出くわした少年に、少女が目を瞠った。

「よっ、ミサキちゃん。お待たせ」
以下略



293:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/11(水) 07:47:13.58 ID:bCBZW/S80
渡された袋の隙間に、少女の目が釘付けになった。

「金を出したのはほとんど小萌先生なんだ。いつかの件で一日潰した謝礼だっつって、折半ってことにしてくれたけど」

決して重くはなかったが、それなりの重量はありそうだった。
以下略



294:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/11(水) 07:53:43.12 ID:bCBZW/S80
「常盤台じゃ外出時に制服着用が義務付けられてるんだってな」


鼻を近づけてみると、新品特有の革の匂いがした。

以下略



295:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/11(水) 07:54:58.31 ID:bCBZW/S80
「ええっと、とどのつまり、一応は喜んでくれてるってことでいいのかな?」

一応どころの話ではなかった。
それでも黙ったまま、もらったばかりの紙袋に顔を埋めて、小さく何度もうなずき返すのが精いっぱいだ。

以下略



296:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/11(水) 07:57:21.62 ID:bCBZW/S80
「へ、変なこと? 何か言ったっけ、俺」

「……き、気づいてないならもういいわよぉっ!」

「え、ええっと?」
以下略



297:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga sage]
2013/09/11(水) 08:05:19.35 ID:bCBZW/S80
「……嫉妬だなんて。……上条さんにも、そういう感情があるの?」

「当たり前だろ、聖人君子じゃあるまいし。ま、相手がお前だったら、ちゃんと応援してやれそうな気がすっし」

「……本当に、応援してくれる?」
以下略



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