過去ログ - 五十嵐響子「大丈夫、大丈夫!」
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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/26(月) 23:57:48.98 ID:hdkEmDEt0

男性「改めて、先日はどうも失礼いたしました。」
響子「こちらこそ、不注意で…ごめんなさい。」
お互いに頭を下げます。初対面ではないとはいえ、変な感じがします。

以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/26(月) 23:58:22.73 ID:hdkEmDEt0

響子「今日は敬語なんですね、ぶつかったときは違ったのに。」
P「あぁそういえば、今は仕事モードだからでしょうか。」
仕事モード…?そこに妙に引っかかりました。

以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/26(月) 23:59:00.20 ID:hdkEmDEt0

響子「えっ、えええっ!?」
P「お、落ち着いて下さい。とりあえず自分の話を聞いていただけますか?」
響子「ちょ、ちょっと、まっ、待ってください……はい、大丈夫です。」
私は暴走する脳をなんとか冷やして、話に耳を傾けました。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/26(月) 23:59:38.89 ID:hdkEmDEt0

P「あまりにも収穫がなかったので、今日のところは諦めようとしていたとき、私は響子さんとぶつかったのです。」
P「あの時は自分も気が動転していまして、スカウトのことなんて忘れていたのですが、そのあとすぐに、なんで勧誘しなかったのか、と後悔しましたね…」

響子「それで私が電話をかけて、これはチャンスだ、ということだったんですね?」
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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/27(火) 00:00:09.99 ID:6Ak/+kUT0

響子「運命、ですか。」
女の子は運命という言葉に弱いのです。そんなこと言われたらその気になっちゃうじゃないですか。でも、

響子「本当に私なんかがアイドルをできるんでしょうか?」
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/27(火) 00:00:45.25 ID:6Ak/+kUT0

響子「…大丈夫、ですか?」
P「はい?それは…」
響子「私は家事が好きなごく普通の女の子です。そんな女の子は日本中どこにでもいると思うんです。それでも、私で、大丈夫なんでしょうか?」
心配事だらけです。全く知らない世界に足を踏み入れることになるのかもしれないですから。
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/27(火) 00:01:17.73 ID:6Ak/+kUT0

P「もちろん、大丈夫です。私が全力でサポートしますから。」
P「そして私は、絶対に響子さんをトップアイドルにできると確信していますから。」

その一言に、私は今までと違う、まったく新しい道へ進むことを決めたのです。
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/27(火) 00:01:53.33 ID:6Ak/+kUT0

その夜、私は両親に相談しました。もちろん不安な点は多々ありましたが、自立はしているということで許可してくれました。日頃の家事の成果でもあるんでしょう。

響子「大丈夫、大丈夫…」
大丈夫と2回唱えること、これは私を見失わないための呪文です。心の中でこう唱えると不思議と落ち着くのです。
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21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/27(火) 00:02:22.35 ID:6Ak/+kUT0

P「それでは、大切な娘さんを預かることとなりますが、全力でサポートさせていただく所存ですので、どうぞよろしくお願いします。」
話し合いはスムーズに終わりました。契約書にサインをし、簡単な今後の予定を聞きました。

P「本格的な活動はまだもう少し先になりますので、また連絡を差し上げますので。」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/27(火) 00:02:50.60 ID:6Ak/+kUT0

それまでに私もやるべきことができました。
今までは春休みでしたから時間はあったのですが、単身上京することに決めたのでその準備をしなくてはいけません。
響子「あれとこれと、あぁあとあのエプロンと…」
次々と荷物をトランクに詰めていきます。必要なものとそうでないものを慎重に考えながら。
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23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/08/27(火) 00:03:16.72 ID:6Ak/+kUT0

響子「よし!これでいいかなっ。」
準備はできました。あとは出発を残すのみです。
響子「それにしても、ずいぶん片付いちゃったなぁ…」
私の部屋にあった小さなテーブルやいす、お気に入りのチェストなどは先に送ってもらいました。そのせいで日焼けのしていない床がまぶしく見えます。
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