136: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/22(日) 22:13:09.44 ID:vLQeQ6KRo
がちゃん。
扉が完全に閉まった後、私は再び、膝を屋上につけていた。
わかってる。わかってた………けど。
137: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/22(日) 22:14:13.73 ID:vLQeQ6KRo
まともな恋愛はこれが初めてで、
初恋がこんな最低なことになるなんて思ってもみなかった。
なによりも密着して、仲良くしてもらってた先輩二人の仲を、
失った記憶をきっかけに、崩そうとした。
138: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/22(日) 22:15:05.18 ID:vLQeQ6KRo
「…………おい、アホ」
いつまで泣いていたかわからない、
そんな時、頭から降りかかってきた声。
139: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/22(日) 22:16:17.57 ID:vLQeQ6KRo
「フられたんか?清水谷先輩に」
「…………はい、……」
「そりゃーそうやな、横恋慕やもん」
140: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/22(日) 22:18:00.68 ID:vLQeQ6KRo
「恋の不文律はわかっとるのに、愛してまう、最低や、自分汚いわ。……そんなふうに、おもっとるんやろ?」
「………はい」
「ふふっ、正直なんはええことや」
141: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/22(日) 22:21:40.89 ID:vLQeQ6KRo
「はぁ?何いうとるんや。」
どんな言葉も、先輩らしさに溢れていて、
それでいて、部長らしさも有していた。
142: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/22(日) 22:22:45.18 ID:vLQeQ6KRo
―――
清水谷先輩と園城寺先輩。
きっとずっと一緒にいて、二人で幸せになってゆく。
143: ◆lQzP0htYVdWl[sage]
2013/09/22(日) 22:25:12.62 ID:vLQeQ6KRo
長くなってしまってごめんなさい。
読んでいただきありがとうございました。
144:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/22(日) 22:32:36.90 ID:xDNLDi4A0
乙すばらぁぁぁぁ!
思いつきで書いた俺のリクがこんなにすばらなSSになるなんて思いもよらなかった
泉が主人公、それにこんなに深いSSは珍しいな
本編のほうもよろしく頼むよ!期待してます!
145:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/22(日) 22:52:57.69 ID:+qzfPyf8o
乙
146:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/22(日) 23:07:03.34 ID:S3HKxxZ4o
すばらです乙乙!
フナQカッコええな
本編の竜怜期待
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