51:  ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/14(土) 21:57:04.17 ID:USk6bzyZo
 「……先輩のクラスメイトで、麻雀部のエースでした」 
  
 口を出たのは、無難な言葉。 
 すんでのところで、理性が勝利したようで。 
  
52:  ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/14(土) 21:59:07.45 ID:USk6bzyZo
 「わ」行まで見終わって、先輩を見据える。 
  
 「………これで、私が説明できるのは、全部ですね」 
  
 「…なるほど、ありがとう」 
53:  ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/14(土) 21:59:33.96 ID:USk6bzyZo
 「…………」 
  
 言葉が出てこない。 
 先輩の質問の意味するところは分かる。 
 一番、聞かれたくなかった所。 
54:  ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/14(土) 22:00:14.10 ID:USk6bzyZo
 「そっか…ありがと、二条さん」 
  
 『二条さん』と呼ばれるのも、辛くて、 
 つい、口に出ていた。 
  
55:  ◆lQzP0htYVdWl[sage]
2013/09/14(土) 22:03:46.34 ID:USk6bzyZo
 なかなか進まなくてごめんなさい 
 また明日。 
56:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/14(土) 23:19:01.87 ID:K1v3E6+Z0
 おつおつ 
 切ないというかなんというか・・・ 
57:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/15(日) 06:45:13.32 ID:JCyFKgd/o
 泉ちゃんの腋ぺろり 
58:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/15(日) 06:52:58.69 ID:pbTewErqo
 乙乙 
 うーむ… 
59:  ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/15(日) 17:12:15.17 ID:m4AhBmv+o
 (泉、ね………) 
  
 泉が帰った後、 
 私はしばし、考えていた。 
  
60:  ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/15(日) 17:13:23.23 ID:TpJlJ2luo
 自分が記憶を失った、ということを、 
 私は案外素直に受け入れている。 
  
 だからまずは、この人たちを1から覚えなおす作業に集中しようと思った。 
 私が前のように接すれば、向こうも前のように接してくれるだろう。 
61:  ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/15(日) 17:14:04.37 ID:TpJlJ2luo
 でも、今はとりあえず。 
 気付いてないフリをしておこう。 
 自分の交友関係をもっと知る必要がある。 
  
 うん、と、一つ頷いて、 
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