過去ログ - まどか「もう大丈夫だよっ」まどか「あなたは……!」
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569: ◆D4iYS1MqzQ[sagesaga]
2014/11/30(日) 20:05:37.04 ID:OHhEZXqNo

――まどかのため、まどかのためって、本当は自分のためでしょ!

昨夜の言葉が、頭の中に響き渡って、思わずこめかみを押さえる。

以下略



570: ◆D4iYS1MqzQ[sagesaga]
2014/11/30(日) 20:06:38.53 ID:OHhEZXqNo



放課後のチャイムが鳴り、皆が騒がしく教室を出ていく。
その流れの先頭に立って、まどかが真っ先に飛び出していく。
以下略



571: ◆D4iYS1MqzQ[sagesaga]
2014/11/30(日) 20:07:18.73 ID:OHhEZXqNo



仁美はさやかを喫茶店へと案内した。
いつもの店ではない、さやかの知らない喫茶店だった。
以下略



572: ◆D4iYS1MqzQ[sagesaga]
2014/11/30(日) 20:08:19.88 ID:OHhEZXqNo

仁美は小さく息を吸った。

仁美「私……、前からさやかさんやまどかさんに、秘密にしてきたことがあるんです」
仁美「ずっと前から……私……上条恭介くんのこと、お慕いしてましたの」
以下略



573: ◆D4iYS1MqzQ[sagesaga]
2014/11/30(日) 20:10:23.37 ID:OHhEZXqNo

話を終えようとしていた仁美に、さやかは割り込んだ。
涙は無かったが泣きそうな顔だった。声が上擦っていた。

さやか「あ、あたしは……いいの。仁美、ごめん、ありがとう。でもいいんだ、あたし……っ」
以下略



574: ◆D4iYS1MqzQ[sagesaga]
2014/11/30(日) 20:11:32.49 ID:OHhEZXqNo



帰り道、さやかの前にほむらが現れた。
さやかは眉間にしわを寄せ、口をとがらせて、ほむらを睨みつけた。
以下略



575: ◆D4iYS1MqzQ[sagesaga]
2014/11/30(日) 20:12:38.84 ID:OHhEZXqNo



次の日の朝になっても、ほむらの家にまどかは戻らなかった。
さやかと仁美は通学路で会い、普通にあいさつしたが、昨日の事はまったく話題にしなかった。
以下略



576: ◆D4iYS1MqzQ[sagesaga]
2014/11/30(日) 20:13:54.10 ID:OHhEZXqNo



道路幅は2メートル弱しかなく、両側から押しつぶすように壁が迫っていた。
マンホールの中から流水のくぐもった音が聞こえる。仁美はゴミの腐臭に軽くむせた。
以下略



577: ◆D4iYS1MqzQ[sagesaga]
2014/11/30(日) 20:14:31.97 ID:OHhEZXqNo

生ぬるい風が路地に吹き込み、空き缶をカラカラと転がした。
ほむらは小さく頷いた。「ええ、イヤというほど、分かってるわ」

ほむら「だからこそ、私はあなたのやり方はすごいと思ったの……。勘違いしないで、褒めてるのよ」
以下略



578: ◆D4iYS1MqzQ[sagesaga]
2014/11/30(日) 20:15:12.12 ID:OHhEZXqNo

投げやりな調子でほむらは言って、仁美に歩み寄った。
無造作に伸びた手が、仁美の制服の胸倉をつかんだ。思わず仁美はその手を押さえる。
カバンが汚い地面に落ちた。ほむらは手を引きよせ、仁美をよろめかせた。

以下略



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