過去ログ - 【モバマス】「橘ありすの電脳世界大戦」
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以下、新鯖からお送りいたします
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2013/09/17(火) 18:40:50.03 ID:xpTdZLia0
三匹のウサギ:いい度胸ですね、桃缶さん。
桃缶:そうでなければ、やっていけませんもの。
三匹のウサギ:どういうことですか。
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以下、新鯖からお送りいたします
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2013/09/17(火) 18:41:17.01 ID:xpTdZLia0
顔の見えない相手の怒りを感じ、キーボードを打つ手が止まった。
心臓が激しく脈を打ち始めたけれど、売り言葉に買い言葉です、私は退きません。
三匹のウサギ:嫌です。せいぜい、男の人たちにこびを売ってればいいでしょう。
以下略
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以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/17(火) 18:41:53.57 ID:xpTdZLia0
会いに行くわけないでしょう、馬鹿じゃないですか。
そんなことをしたって、私に何の得もありません。
とはいえ、帰り道ですし、気にならないといえば嘘になります。
以下略
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以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/17(火) 18:42:55.23 ID:xpTdZLia0
「橘さん、クリスマスパーティー、どうする?」
帰り支度をしている時、さほど親しくもない子に話しかけられました。
「私、その日は用事がありますから」
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以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/17(火) 18:43:32.31 ID:xpTdZLia0
夜になると、私はいくつかの掲示板を巡り、面白そうな話題を探します。
ある時は、下らない悩みでうじうじしている人たちに下らないと言ってやりました。
ある時は、壮大な夢を語る人に現実を教えてあげました。
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以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/17(火) 18:44:02.35 ID:xpTdZLia0
その日の放課後、私は何日かぶりにウサギ小屋に足を向けます。
曲がり角を曲がろうとした時、話し声が聞こえてきて、反射的に足を止めます。
こっそりと覗き込めば、ウサギ小屋の前には、先生を従えた何人かの生徒がいます。
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以下、新鯖からお送りいたします
[saga]
2013/09/17(火) 18:44:30.68 ID:xpTdZLia0
気がつくと、私はまた駅前広場に来ていました。
相変わらず、櫻井桃華は、ほとんどいない観客に向かって歌を披露しています。
私は呼吸を落ち着けます。
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以下、新鯖からお送りいたします
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2013/09/17(火) 18:45:12.81 ID:xpTdZLia0
そうして私は、櫻井桃華のイベントの、一番の常連客になります。
だけど、チケットは一枚も買ってあげません。
仮にチケットの話を持ち出されても断固として拒絶です。
以下略
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以下、新鯖からお送りいたします
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2013/09/17(火) 18:45:42.89 ID:xpTdZLia0
いよいよ私の意地も極まって、休日には、夕食後も駅前に繰り出しました。
その時間帯になると、寒さも一段と厳しさを増して、コートを羽織っていても震えます。
その日は、あまりの寒さに、観客は早いうちから私ひとりになりました。
以下略
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以下、新鯖からお送りいたします
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2013/09/17(火) 18:46:36.68 ID:xpTdZLia0
その日も、私は櫻井桃華の歌を聞いて、家路につきました。
不本意なことに、今の私は、櫻井桃華の持ち歌を完璧に記憶しています。
あれだけ、毎日同じ歌を聞いていれば、無理もないことです。
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