過去ログ - まほ「みほが公式試合で私が好きだと言ったらしいのだが・・・」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 20:35:45.79 ID:qdXsAWWu0
「でも、いつまでも私にとらわれないで欲しい。みほはもう母に抑えつけられ、私の後ろを追いかけていた、小さな女の子じゃなくなったんだ」

「うん、そのつもりだよ」

みほの声は、先ほどとは打って変わってきっぱりとしたものだった。
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 20:51:46.14 ID:qdXsAWWu0
「ゥッ……ッ」

「え? お、お姉ちゃん? 泣いてるの? え、え?」

みほがむくりと起き上がった。さすが、耳がいい。
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 21:09:29.55 ID:qdXsAWWu0
「ッつ……すまない、みほ。怪我はない?」

みほの顔が正面にあった。どうやら完全にみほを下敷きにしてしまったらしい。

「下、お布団だし大丈夫だよ……」
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 21:30:50.36 ID:qdXsAWWu0
仲間の話していた噂を今さらながらに思い出していた―――。

『公式試合で、お姉さんのことが好きだって公言したって』

あれを鵜呑みにはしていない。ただ、だんだんみほが私を見る目が変ってきたのは分かっていた。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 21:48:24.37 ID:qdXsAWWu0
「うん……」

返事をしつつも、動く気配はない。こちらを艶っぽく見下ろしている。気が付けば、今の取っ組み合いで
私の寝巻のボタンが外れて胸が半分露わになっていた。

以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 21:49:31.88 ID:qdXsAWWu0
訂正 みほの指の腹


18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 21:58:51.48 ID:qdXsAWWu0
一瞬息が止まるような痛み、追いかけるように下腹部をしめつけるような快感が押し寄せる。

「お姉ちゃんの良いとこスイッチ一つ発見……えへへ」

「ッふ……ッみほ、これ以上は」
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 22:10:03.01 ID:qdXsAWWu0
「冗談じゃ……ないんだな」

みほがこんな大きな冗談を言えるわけがない。みほはいつだって本気だった。
それを私がしっかりと受け止めてあげたことはあっただろうか。

以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 22:19:20.00 ID:qdXsAWWu0
みほがこうやって、まだ西住に未練を残してくれているのは、思い上がりかもしれないが私がいるからなのだろう。
最後の最後、かけに出た。自分が西住に必要なのかなのではなく、自分は西住を必要なのか。

「ああ、みほ……お前の本当に欲しい答えが分かった」

以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/10(木) 22:29:06.28 ID:qdXsAWWu0
―――その後、何ヵ月か経って、西住みほは、その性を改めた。
彼女は彼女自身にその身を捧げることを決意したのだ。

私は自分の半身を手放すことになった。
痛みと後悔が残った。
以下略



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