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2013/12/07(土) 01:12:30.60 ID:Ok4hVmS10
遅咲きの桜達が花びらを散らきった四月の下旬。
黒と蒼のISが、晴れ渡る空で舞う。
黒のISはヒラヒラと、まるで蝶のように空で舞う。
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2013/12/07(土) 01:16:46.76 ID:Ok4hVmS10
セシリア「お上手ですのね、ISの扱いが」
セシリア「これなら、私が負けたのも仕方なかったようですわね」
一夏「……………………」
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2013/12/07(土) 01:27:06.49 ID:Ok4hVmS10
セシリア「もし、よろしければですが………」
一夏「……………………」
セシリア「今日から放課後にーーーー」
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2013/12/07(土) 01:36:31.18 ID:Ok4hVmS10
31
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2013/12/07(土) 01:46:18.68 ID:Ok4hVmS10
セシリア「遅いですわよ!」
箒「何故お前がアリーナにいる?」
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2013/12/07(土) 02:01:51.78 ID:Ok4hVmS10
シャカシッ
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2013/12/07(土) 02:04:11.79 ID:Ok4hVmS10
32
日が沈みかけている夕方。IS学園正面ゲート前、やや大きいボストンバックを持ち、そこから見える学園へ向かって仁王立ちする小柄な少女がいた。その表情は、引き締められ屹然としているようにも見えた。
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2013/12/07(土) 02:07:47.74 ID:Ok4hVmS10
「はぁ………何よこの無駄にだだっ広い学園は、受付も職員室もありすぎでしょうがまったく………」
広い学園の敷地内で、少女は適当に辺りを見渡しながら歩く。もちろん、転入手続きやその他の手続きも全て終わらせたからこうして歩いていた。威勢よくIS学園内を探し回っていたが、その途中で適当に捕まえた学生に受付の場所を聞いたが聞き方が悪かったのか答える方が悪かったのか、目的地とは別の場所を数回教えられたのでこうしてぼやいている。職員室への道のりも同様だった。
時刻はすでに七時を超えていて、辺りはすっかり暗くなっていた。そんな中を夕食までの暇つぶし目的で探険していたが、そろそろ回るところもなくなってきていた。なので、女子寮に向かうついでにこれから自分が使うであろうIS訓練施設でも見てから向かおうと歩いていた。
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2013/12/07(土) 02:10:13.23 ID:Ok4hVmS10
「一夏さんはどこかでISの訓練をなさっていましたの?」
セシリアは、前から疑問に思っていた事を口にした。箒も、この事はある程度疑問に思っていた。
二人の視線が一点に集まる。だが、一夏からの応答は無言だった。まるで、元から聞かれていなかったかのように歩き続けている。
136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/07(土) 02:15:21.26 ID:Ok4hVmS10
「い……ちか………?」
さっきのやりとりを影から見ていた少女は、自分の目と耳を疑った。もちろん、どこの誰かも知らぬ二人の女にエスコートされていた事ではなく、クラス代表である事でもなかった。
違ったのだ。自分の見たものの根本的な何かが、自分が知っていたはずの存在と。
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2013/12/07(土) 02:34:15.66 ID:Ok4hVmS10
33
「と、いうことで!」
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