9: ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/10/14(月) 15:39:35.00 ID:BLnFpW2L0
年を重ねるごとに喪失感は増していき、あまりに愚かすぎた自分への後悔は膨らむばかりだった。慰霊碑にいくら足を運ぼうと、誰も帰って来はしない。それでも、ふと気がつくと俺は慰霊碑の前に居た。
あの時、どんな判断をしていれば最善だったのだろう。里を憎み、反発していれば良かったのか。それとも、俺も父さんの後を追っていれば良かったのだろうか。今さら何を思おうと全てが無意味だった。何時間、石の前で佇んでも、何かが変わることは無い。俺はすべてを諦め、惰性で生きていた。
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/14(月) 15:41:38.34 ID:Nm7pwkXy0
何様だと思われるだろうけど、初めよりかはマシってだけで読みにくい
。で一行空けるようにした方がいいかと
11: ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/10/14(月) 15:42:28.57 ID:BLnFpW2L0
俺がいくら二人のことを訴えても、警務部隊は俺を軽くあしらい、調査もそこそこに引き上げていった。がらんどうの家と、血溜まりだけを残して、俺の周りからはたちの悪い連中も父さんも姿を消した。
もう一人の少年は警務部隊の関係者だったのではないかと、勝手に憶測を巡らせたりもしたものだ。しかし、それは想像の域を出ることはなく、俺には春野という名字だけが刻まれた。
それをこれだけの年数が経ち、まさか自分の担当する下忍試験のリストで見ることになるとは、露ほども思わなかった。だが、俺の手の中にある簡素な文書には、確かに春野サクラと記されている。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/14(月) 15:46:21.46 ID:hAvLsUb1o
ふええ、何から書きこんでるのかわからないけど俺のPCからだと無茶苦茶読みにくいよぉ……
13: ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/10/14(月) 15:47:26.05 ID:BLnFpW2L0
忍者には不似合いな、綺麗な桃色の髪が風になびく。
俺はそれを見て、何を感じていたのだろう。
俺に出来ることは考えないようにする事だけだった。
任務を重ねるにつれ、三人共ある程度俺を認めてくれたらしい。
14: ◆aTPuZgTcsQ
2013/10/14(月) 15:49:11.97 ID:BLnFpW2L0
これでどうでしょう
行空けるとスカスカになる気がして……
15: ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/10/14(月) 15:53:29.32 ID:BLnFpW2L0
自宅から外の景色を最後に見たのは、あの演習の日だっただろうか。
ぴったりと閉じられたカーテンには、浅く埃が積もっている。
日光を取り入れなくなってから、うっきー君は段々と萎れていき、遂には枯れてしまった。
忙しいからと、逃げ続け鉢入れは未だ窓辺から場所を移していない。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/14(月) 15:55:29.31 ID:Nm7pwkXy0
文句ばっかで悪かった
別に行空いてスカスカでも悪くないと思うよ
17: ◆aTPuZgTcsQ
2013/10/14(月) 16:21:27.68 ID:BLnFpW2L0
いえいえ、次から行空けることにします
ですが、用事ができてしまったので一旦落ちます。ここまで読んでいただきありがとうございました!
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/14(月) 17:09:39.71 ID:eFFdMiPfo
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