過去ログ - カカシ「春野サクラ……!」
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15: ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/10/14(月) 15:53:29.32 ID:BLnFpW2L0
自宅から外の景色を最後に見たのは、あの演習の日だっただろうか。
ぴったりと閉じられたカーテンには、浅く埃が積もっている。
日光を取り入れなくなってから、うっきー君は段々と萎れていき、遂には枯れてしまった。

忙しいからと、逃げ続け鉢入れは未だ窓辺から場所を移していない。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/14(月) 15:55:29.31 ID:Nm7pwkXy0
文句ばっかで悪かった


別に行空いてスカスカでも悪くないと思うよ

以下略



17: ◆aTPuZgTcsQ
2013/10/14(月) 16:21:27.68 ID:BLnFpW2L0
いえいえ、次から行空けることにします

ですが、用事ができてしまったので一旦落ちます。ここまで読んでいただきありがとうございました!


18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/14(月) 17:09:39.71 ID:eFFdMiPfo
1レスが長すぎる


19: ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/10/14(月) 20:03:09.48 ID:ZqZKzP3U0
あの再不斬達の一件からしばらくたった時、ある些細な事件が起きた。

本当にそれは些細なことで、気にする必要など無かったはずなのだ。

なのに、俺は今でもこの日を忘れることが出来ない。
以下略



20: ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/10/14(月) 20:07:59.47 ID:ZqZKzP3U0
「だって……先生が悪いんですよ。私達いっつも何時間待たされてると思ってるんですか?それをちょっと落書きされたぐらいで怒るなんてどうかしてます」

「俺は、遅刻との関連を聞きたいんだよ。どうやったら、この行為が正当化されるのか聞いてるんだ」

「だから、いつも私達にしてる事を思えば、こんな些細な事どうでもいいじゃないってことよ。なによ、エラソーに……」
以下略



21: ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/10/14(月) 20:15:41.84 ID:ZqZKzP3U0
数日後、俺達はいつものように雑用をこなしていた。

しかし、現場に流れる空気は重く、チームワークも壊れてしまった。

いや、俺が壊してしまったんだ。
以下略



22: ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/10/14(月) 20:29:34.75 ID:ZqZKzP3U0
謝れば良かっただけなのだ。

少し生意気な子供にやり直しのチャンスを貰ったと思えば、それで良かった。

ただそれだけの事だった筈なのに、俺は本当に馬鹿だった。
以下略



23: ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/10/14(月) 20:32:03.68 ID:ZqZKzP3U0
「……俺は、嘘は吐いてない。聞いてみろって言ってるだろ」

「じゃあ、本当にそんなことをしたならなぜお父さんは捕まってないんですか?おかしいですよね」

「俺の家を襲ったのは二人組でね。恐らく、もう一人は警務部隊の関係者だったんだろう。まともな捜査は行われなかったよ」
以下略



24: ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/10/14(月) 20:39:08.49 ID:ZqZKzP3U0
見知らぬ路地を抜け、サクラは一戸建てへと吸い込まれていった。

どのタイミングでも、顔さえ確認できればそれでいい。

それまでずっと張り込むつもりでいたが、その時はあっさりと訪れた。
以下略



25: ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/10/14(月) 20:40:14.76 ID:ZqZKzP3U0
しばらくして目を覚ますと、辺りは暗くサクラの家には明かりが灯っていた。誰も俺が倒れていることに気がつかなかったらしい。

頭痛が収まらない頭を抱えて、何とか体を起こし地面に座り込んだ。

ゆっくりと記憶を辿っている内に、ふと疑問に思った。
以下略



26: ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/10/14(月) 20:50:44.74 ID:ZqZKzP3U0
しかし、命を絶たない限り、眠りは永遠ではない。

短い睡眠を何度も繰り返している内に、目覚ましが終わりの来ない日々の始まりを告げた。

朦朧とする意識の中、俺は寝台の上で身を起こす。
以下略



27: ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/10/14(月) 20:57:36.44 ID:ZqZKzP3U0
なんと言って招き入れたのか、思い出せない。

気がつくと俺は、彼女にお茶まで出していた。

無言のまま正座をするサクラの顔は暗く、黙りこんでいる。
以下略



28: ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/10/14(月) 21:02:03.42 ID:ZqZKzP3U0
俺の意識は途絶えてなどいなかった。

ただ、正気は失っていたと思う。

急にニヤニヤ笑い出す俺をサクラはどう感じているのだろう。
以下略



29: ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/10/14(月) 21:04:47.81 ID:ZqZKzP3U0
「ちょっと静かにしててくれると助かるんだけど」

そう呟いてみたが、サクラには聞こえていないようだ。

仕方がないので、頭の脇に立ち右手だけで骨をゴリゴリと削るように切っていく。
以下略



30: ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/10/14(月) 21:08:37.96 ID:ZqZKzP3U0
意識を取り戻した時、俺は壁に背を預け天井を見上げていた。

何気なく床についた右手が水っぽい音をたてたのに驚き、目線を下へとずらす。

サクラは俺のすぐ隣で絶命していた。
以下略



31: ◆aTPuZgTcsQ[saga]
2013/10/14(月) 21:11:21.86 ID:ZqZKzP3U0
それほど経たない内に、第七班には欠員の補充があった。

根に所属する肌の白い少年が、暗く沈みこむナルト達に作り笑いを向けている。

サクラは一体どこへ消えてしまったのだろう。
以下略



32: ◆aTPuZgTcsQ
2013/10/14(月) 21:22:04.73 ID:82Eg99hl0
グロは初めて挑戦してみたのですがいかがだったでしょうか。ピクシブにもあげているので、見かけたらよろしくお願いします。

前にssVIPにあげた
三代目「ナルトはお前に任せる」
も読んでいただけたら嬉しいです。
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/14(月) 22:11:42.51 ID:Pu8gN3pAO
おつ



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/15(火) 11:19:07.64 ID:vvHJ7okDo
>>32
さすがにサクラがかわいそうだ

レス毎に小さめに区切ると
それが自動的にどこまで読んだかの栞の役目も果たす
以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/15(火) 12:24:55.42 ID:cttdDez2o
原作の設定的にこんな展開も一歩間違えばありえなくは無さそうだから困る


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