過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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284: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/12/15(日) 23:15:34.88 ID:ZFZ6L+UT0

路地裏や公園は、基本的に猫のたまり場である。
フィアンマは現在、公園のベンチに腰掛けていた。
足元には数匹の猫が眠っている。
彼女の膝上には金色の毛並みを持つ猫が眠っていた。
以下略



285: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/12/15(日) 23:16:17.06 ID:ZFZ6L+UT0

「特にやることなんてねえんだな」
「今の所は完っ全に準備段階だしなー」
「動くのはいつからなんだよ?」
「戦争が激化、あるいは終わってから」
以下略



286: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/12/15(日) 23:16:53.39 ID:ZFZ6L+UT0

「『助言』、要る?」

悪神ロキの妻―――『シギン』を名乗る女が、首を傾げる。
科学とも魔術とも言いがたい彼女の『助言』。
以下略



287: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/12/15(日) 23:17:26.66 ID:ZFZ6L+UT0

「見つかると良いね」

黄金の工具を整備しつつ。
黒小人の少女は、本心からそう言った。
以下略



288: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/12/15(日) 23:17:54.36 ID:ZFZ6L+UT0

フィアンマは夜更けになって、ようやく大聖堂へ戻って来た。
報告に来るはずだと踏んでいたテッラがどうにも見当たらない。

まさか、幻想殺しに殴られて気絶、学園都市に回収―――なんて間抜けなオチではないはずだ。
以下略



289: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/12/15(日) 23:18:31.44 ID:ZFZ6L+UT0

――――数時間前。



以下略



290: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/12/15(日) 23:19:43.96 ID:ZFZ6L+UT0

テッラの最期について聞かされ。
フィアンマは適当な相槌を打ち、アックアの元から去った。
今、彼女の目の前にあるのは高級そうな桐の箱である。
その中には、テッラの死体の半分が収められている。
以下略



291: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/12/15(日) 23:20:11.27 ID:ZFZ6L+UT0

不思議と涙が出なかったのは、どこかで理解していたからかもしれない。
何の犠牲も無しに、物事の進歩などありえない。
時間、人員、労力、時には命を犠牲にするから、何かが進化する。

以下略



292: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/12/15(日) 23:21:10.82 ID:ZFZ6L+UT0

今回はここまで。
仲良しグレムリンとぼっちの右方


293:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/17(火) 00:11:09.90 ID:YjE1/+ESO
乙。仲良しグレムリンは少ないからいいな。フィアンマさんぼっち飯は辛かろて。

つかシギンの登場にびっくりしたwwww




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