過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2013/11/09(土) 14:23:51.35 ID:sMiEhRci0
時に。
雷神トールにも、この世界で苦手なものがある。
傍若無人なフィアンマに対応出来る彼にも、である。
以下略
95
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2013/11/09(土) 14:24:19.12 ID:sMiEhRci0
「……嫌だからな」
「……退屈よりはマシだろう?」
「そもそもそのチケットに触りたくねえ」
「…俺様が持とう」
以下略
96
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2013/11/09(土) 14:24:46.27 ID:sMiEhRci0
往々にして、男子とは女子の前で格好をつけたがる生き物である。
余程対象外の眼中に無さすぎる相手ならばともかく、それ以外には。
トールは恋愛事になど興味を持たない男だが、しかしてプライドは確かにあった。
以下略
97
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2013/11/09(土) 14:25:14.43 ID:sMiEhRci0
飴を舐めて眠気を空の彼方へぶっ飛ばし。
トールとフィアンマは無事、遊園地に入った。
他のアトラクションや何かを楽しむには、ホラーハウスは避けて通れない。
以下略
98
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2013/11/09(土) 14:25:58.06 ID:sMiEhRci0
お化け屋敷とはいえ、一般に想像するような狭いものではなく。
むしろ、ダンジョンと呼ぶにふさわしい大きさである。
途中脱出口がいくつか設けられているが、それはあくまで非常口。
ゴール地点まで無事辿りつけば、景品がもらえるとのこと。
以下略
99
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2013/11/09(土) 14:26:24.54 ID:sMiEhRci0
全ての部屋を巡り、箱に鍵を入れるのがこのお化け屋敷(病院)の課題。
鍵を入れる箱は、ランプの上に設置されている。
「まずは…」
以下略
100
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2013/11/09(土) 14:26:55.32 ID:sMiEhRci0
それからも、暫く順調だった。
待合室、診察室、入院部屋……周る場所は多かった。
鍵を箱に入れる度に恐ろしい目に遭ったが、メーターはギリギリ黄色。
以下略
101
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2013/11/09(土) 14:27:21.33 ID:sMiEhRci0
ドアを勢いよく開けて、廊下へ。
だが、背後からあの死体は追いかけてくる。
最後の手前だというのに、最上級の恐怖がやってきた。
以下略
102
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2013/11/09(土) 14:27:49.65 ID:sMiEhRci0
顔が近い。
誰かに抱えられたことは、初めてだった。
落ちないようにトールの首と肩に腕を回しながら、フィアンマは視線を彷徨わせる。
別に誰も見ていないので羞恥はないはずだが、顔が赤くなる。
以下略
103
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2013/11/09(土) 14:28:58.11 ID:sMiEhRci0
「ぜぇ、はぁ……」
「…大丈夫か?」
景品はどのアトラクションにも優先的に乗れるパスが四枚と、サイダーだった。
以下略
104
:
◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2013/11/09(土) 14:29:23.34 ID:sMiEhRci0
「あれ? お前もしかして……」
声をかけてきたのは、黒髪の少年だった。
ツンツンとした髪をワックスで立たせているようだ。
以下略
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