過去ログ - とある少女の聖誕捧呈 (クリスマス・プレゼント)
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2013/12/22(日) 19:34:43.02 ID:HqZl913Bo
「……あっ」
少年の困った様な声を聞き、漸く少女は自らの醜態に気付き
「……コホン」
以下略
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2013/12/22(日) 19:35:25.97 ID:HqZl913Bo
「アンタさぁ、なんでそんな湿気た顔してるのよ、今日、クリスマスでしょうに」
「……突然現れたと思ったら、何故そんな暴言を吐かれますかね、このおぜう様は」
「あはは、いや、流石に今日くらいはもうちょっとハツラツとしてるかなぁと思ってたから、つい」
以下略
26
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2013/12/22(日) 19:36:07.36 ID:HqZl913Bo
「……うん、そうだよね、いつも、そうだもんね、アンタって」
「……」
「……じゃあ、訊くけど、アンタ、これからの予定…… 空いてる?」
以下略
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2013/12/22(日) 19:36:36.65 ID:HqZl913Bo
───
──────
─────────
「って叫びながら、走り去って行った、というわけですよ」
以下略
28
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[sage]
2013/12/22(日) 19:37:23.78 ID:HqZl913Bo
「さて、それでは、失礼致しますわ」
と、少女は最後にもう一度頭を下げ、別れを告げる
のだが
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29
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2013/12/22(日) 19:38:01.10 ID:HqZl913Bo
「え、ええと……? あの…… え?」
「だから、時間が空いてるなら、お茶でも飲みに行かないか、って訊いてるんだけど……」
「わわ私に仰ってるんですのっ?!」
以下略
30
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2013/12/22(日) 19:38:36.62 ID:HqZl913Bo
「おーい、白井?」
「は! はいッ! 聞いてますわ…… って、そうではなくって! 突然どうして──」
お姉様では無く私を
以下略
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2013/12/22(日) 19:39:19.13 ID:HqZl913Bo
ここに来て少女にも、なんとなく読めて来た
少年が言わんとしている事を
そして、どういう意図を持って自分をお茶に誘ったのかを
「ただ、貰ったは良いけど、流石に男独りで洋菓子店に行くのも哀し過ぎるだろ?
以下略
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2013/12/22(日) 19:41:16.59 ID:HqZl913Bo
まぁ、この殿方に女性の機微を察する能力まで備わってしまったら、恋人の一人や二人
簡単に作ってしまわれるでしょうから、寧ろ、鈍感な方が良いのかも知れませんが
「いや、本当にごめんな…… 白井」
以下略
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2013/12/22(日) 19:41:51.16 ID:HqZl913Bo
「では、参りましょうか」
「……へ?」
「へ、では無く、何処ですの? そのお店の場所は」
以下略
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2013/12/22(日) 19:42:33.42 ID:HqZl913Bo
「……」
「……また随分とオッサレーな携帯で」
マジマジと少女の端末を見詰め、率直な感想を漏らす
以下略
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