過去ログ - とある少女の聖誕捧呈 (クリスマス・プレゼント)
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2013/12/22(日) 20:22:36.47 ID:HqZl913Bo
「どうする? 詰め所まで送ってこうか?」
新たな提案を持ち掛ける
少年のその問い掛けに、少女は一瞬考えを巡らし
以下略
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2013/12/22(日) 20:23:13.37 ID:HqZl913Bo
「いや…… 憶えてるけど……」
「奥ゆかしい上条さんとしては、本気にしちゃって良いのかという葛藤が有りまして……」
困った様に空笑いを浮かべながら、少年はそんな事を口にした
以下略
94
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2013/12/22(日) 20:23:42.19 ID:HqZl913Bo
「って、休憩時間大丈夫なのか?」
「……あ、そういえば」
少女も少年の言葉で思い出し、急ぎ携帯端末を取り出し時刻を確認する
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2013/12/22(日) 20:24:26.11 ID:HqZl913Bo
無事風紀委員詰め所まで辿り着き、そして無事職務を終え
学生寮自室まで戻って来た少女を待ち受けていた物は
巨大なミノムシ……では無く、布団に包まり体を丸めた少女、御坂美琴であった
以下略
96
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2013/12/22(日) 20:25:01.86 ID:HqZl913Bo
それでも……!
少女には言わなければならない事、やらなければなければならない事が在った
それはとても重要で、今日の少女にとっては、最も大切な事で
以下略
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2013/12/22(日) 20:25:35.45 ID:HqZl913Bo
そこで少女は気付く、目の前に居る人間が放つ空気が、明らかに変わって来た事に
やはり、意中の人間が誰かと洋菓子店へ向かう事を悠然と受け止められる程、大人ではないのだろう
そんな御坂美琴に対し、少女は、無作法を働いた子供を窘める母親の様に
以下略
98
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2013/12/22(日) 20:26:19.42 ID:HqZl913Bo
「それで、別れ際、殿方からこれを」
そう言って、少女は封筒を取り出し、御坂美琴へ向け差し出す
「えっと、私にって事?」
以下略
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2013/12/22(日) 20:26:56.92 ID:HqZl913Bo
中から出て来た紙を見詰め、御坂美琴は静かに呟く
「ええ」
「"何が在ったか知らないけど、元気出せよ"」
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2013/12/22(日) 20:28:51.06 ID:HqZl913Bo
そして、その笑顔のままに
「へっ、へぇ〜、そうなんだ、あいつ、心配してたんだぁ……!」
「別に? そんな心配される様な事はしてないけど?
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2013/12/22(日) 20:29:31.63 ID:HqZl913Bo
「……えっと、行くって、何処に?」
脈絡の無い話題の転換に、御坂美琴は困惑の表情を浮かべる
一方、少女はそんな御坂美琴を意にも介さず、決然と言い放つ
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102
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2013/12/22(日) 20:30:10.20 ID:HqZl913Bo
少女はそんな御坂美琴に対し、ジトっとした視線を送りつつ
「お姉様、誤魔化すのはお止めください」
「今日はクリスマスで、そのクリスマスももう数時間で終わってしまうと
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