42: ◆o1H7m0ryfo[saga]
2014/01/06(月) 05:12:34.76 ID:na0X7AYCo
01月05日
今日は一日中、家にこもっていた。
なのにわたしは、同時に海に存在していた。
ただの夢にしては、身体が重い。
43:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/06(月) 08:15:14.10 ID:+HHnHPaX0
さてどうなる
44: ◆o1H7m0ryfo[saga]
2014/01/09(木) 04:20:12.14 ID:lzpX9+avo
01月08日
何日か、帰ることが出来なかった。
久しぶりの家だから、一応、また日記に記しておこうと思う。
あとになって忘れるのは良くない。
45: ◆o1H7m0ryfo[saga]
2014/01/09(木) 04:21:28.67 ID:lzpX9+avo
「うちに妹がいるの」
脈絡もなく、彼女はそう言った。
「そうだったんだ」
「で、前に妹が変な構えなんかして、艦娘さんの真似ぇ、なんて言ったの。それを見てなぜかわたし、頭にきちゃって、つい叱っちゃったんだ。やめろ、って」
彼女が、やめろ、と口にするところを想像してみた。
46: ◆o1H7m0ryfo[saga]
2014/01/09(木) 04:22:33.04 ID:lzpX9+avo
「普通の人に戻ってからの生活。どう?」
「ああ」
「さほど良くない?」
「分からない」
「夢を見たりは?」
47: ◆o1H7m0ryfo[saga]
2014/01/09(木) 04:23:49.73 ID:lzpX9+avo
「夢でわたしは魚雷を撃ってるの。
いつだったかの戦いみたいに、なにも考えずに、ただ目の前の敵のことだけを考えて。
それはとても気持ちよくて――」
その通りだ、と思った。
その瞬間に彼女の声がどこか遠くに追いやられて、わたしは夢に落ちた。
48: ◆o1H7m0ryfo[saga]
2014/01/09(木) 04:24:29.96 ID:lzpX9+avo
それはいつか彼女が言っていたセリフだった。
場面は違えど、内容は同じ。
戦闘中、夢中になりすぎて意識が消える、という話だった。
意識が消えても、わたしは戦い続けることが出来る――不知火は以前、わたしにそう語った。
「わたしたちは終わった方がいい」
49: ◆o1H7m0ryfo[saga]
2014/01/09(木) 04:24:55.63 ID:lzpX9+avo
さっき落ちかけた夢にもう一度落ちて、わたしは海を進んだ。
先ほどの敵はもう、海の底へ落ちただろうか。
わたしはなにをしているのだろうか。
なんのために、わたしは敵を落としたのだろうか。
自由のためだろうか。
50: ◆o1H7m0ryfo[saga]
2014/01/09(木) 04:27:42.07 ID:lzpX9+avo
目が覚めたときには、わたしは病院にいた。
付き添いに、見たことのある顔がいた。
幼なじみに似た顔だった。
彼は、散歩中に倒れてる君を見つけた、とのことだった。
わたしが艦娘になる前に、よく馴染んだ顔だった。
51:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/09(木) 07:48:27.81 ID:p1P+dwko0
この娘は復帰せんと
ヤバイんでないか
52:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/09(木) 09:39:54.84 ID:LBJB/8M3o
復帰させんとランボーになってまうで…
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