過去ログ - 透華「は、ハギヨシ! わわ、私を抱きなさい!!」ハギヨシ「……」
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13: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/02/04(火) 22:10:17.93 ID:MfFILXmIo
透華の痛切な叫びに萩原は一瞬顔を歪める。
自分を抱いて欲しいと言った透華の言葉はどれほど言葉を弄しても、結局のところ萩原が透華を受け入れるか否か。それに収斂される。
あくまで執事に徹するのであれば、たとえ傷つけることになろうと気づかぬふりをし続ける以上の選択はなかった。
そのとおりだと萩原は思う。そしてなぜ執事に徹することが出来なかったのかと自問する。
もっとも、自問などするまでもないことは、他ならぬ萩原が誰よりもよく知っていた。ただ目を背けているだけだから。
以下略



14: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/02/04(火) 22:10:51.85 ID:MfFILXmIo
主の願いを執事は頭を下げて拒絶する。
萩原が執事である以上、本音をそのまま伝えることなど出来はしない。しかし、虚偽を伝えることや誤魔化すことは彼自身が許せなかった。
萩原は一流の執事であるがこればかりは執事に徹することが出来なかったのだ。
必然、萩原の取り得る選択肢は返答をしないことだけだった。

以下略



15: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/02/04(火) 22:11:29.67 ID:MfFILXmIo
「こういうときはいい夢を見て安らかな気分になりたいですわ。ですからハギヨシ。手助けをして欲しいんですの」

「……何をご所望でしょうか」

「今夜、私の部屋に来なさい。……一夜の夢で構いませんの。どうか、どうかあなたの手で夢に溺らせてくださいまし」
以下略



16: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/02/04(火) 22:12:05.53 ID:MfFILXmIo
「お嬢様。それはご命令でございますか」


萩原の問いかけに透華は首を振って答える。

以下略



17: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/02/04(火) 22:13:13.73 ID:MfFILXmIo
「ですから、今宵は幼少のみぎりのように、夜すがらお嬢様のお傍に控えさせていただければと存じます」

「――えっ?」

「……お許しいただけますでしょうか」
以下略



18: ◆6ardW1rCAXVJ[saga]
2014/02/04(火) 22:13:47.53 ID:MfFILXmIo
「はハギヨシっ。いいい今のはつまり、その、そそそそそういうことで、その、よ、よろしいんですの?」

「はっ。お嬢様のお傍で、お嬢様がよい夢を見られるようお力添えをさせていただければと存じます」

「そっ、そうですわね! 夢! 夢なのです! ですから緊張する必要なんてありませんわ!」
以下略



19: ◆6ardW1rCAXVJ[sage]
2014/02/04(火) 22:15:26.56 ID:MfFILXmIo
続きは2週間後くらいまでには書けたらいいなと思います。
それでは。


20:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/04(火) 22:15:27.40 ID:x9VE0EN/0
いつもの京太郎謎ハーレムと違って実際に有りそうな光景なのが良いね


21:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/04(火) 22:22:22.14 ID:AzMDmpM4o
期待してる


22:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/04(火) 23:47:55.00 ID:1ag/29iL0

お嬢様と執事という普通なら格好のシチュで
むしろ今までどうしてなかったのかと


23:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/04(火) 23:52:41.52 ID:L2drFU+a0
>>20
まーたそうやって対立煽るようなこと言う そう言うの良くない


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