過去ログ - モバP「アイドルのいる風景」
1- 20
2:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/15(土) 00:19:52.38 ID:lf+VB/Zqo
一週間に一回行われるライブバトル。それを見たファンたちはアンケー
トに記入をし、アイドルのランキングをつける。アイドルランキングア
ワードと呼ばれているものだ。発表されるのはトップ十位までだが凛と
加蓮、奈緒の三人ユニット、トライアドプリムスの名は常連の一つなのだ。

以下略



3:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/15(土) 00:20:23.48 ID:lf+VB/Zqo
「泰葉。一位のご褒美をやろう。何がいい?」
「別に何もいりません」

泰葉は読んでいる本から目も話さずに担当の言葉に答える。彼はため息
を漏らして、聞こえよがしに呟く。
以下略



4:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/15(土) 00:20:49.78 ID:lf+VB/Zqo
「よし、そうだな。最近調子がいいトライアドプリムスの話とか会場で
 ゴキブリが発見されたとか……」
「それは面白くないですよ。ライバルの話なんてされても……」
「でもそのトライアドプリムスの……渋谷凛か。あの子、一位の座を狙っ
 てるって専らの話だぜ?」
以下略



5:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/15(土) 00:21:16.50 ID:lf+VB/Zqo
プロデューサーに取ってもらったビデオを凛は見返す。内容は前回のライ
ブバトルのものだ。プロデューサーは最近多忙でレッスン場に来ることも
ないのだが、どうしてもライブバトルのビデオは欲しかったので凛がお願
いしたのだ。ちひろに代役を頼まなかったからプロデューサーも見たかっ
たのかもしれない。
以下略



6:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/15(土) 00:21:46.43 ID:lf+VB/Zqo
「なぁ凛。今日は貴重な、きちょおおぉぉな一日休みなんだぜ? 今日ぐ
 らいゆっくりしてもいいんじゃないか?」

奈緒は貴重を強調して凛を説得する。

以下略



7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/15(土) 00:22:12.54 ID:lf+VB/Zqo
「私、そんなにおかしい?」
「まぁな。前よりかなんというか……トップアイドルって名前に固執して
 る感じがするな」
「でも悔しくない? 一度も勝ったことないんだよ」
「悔しいかどうかか……」
以下略



8:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/15(土) 00:22:38.53 ID:lf+VB/Zqo
凛の頭に黒い考えが横切る。
自分がこれだけ頑張っているのに、悔しいと思っているのに。
なぜ勝つことが出来ないのか。
もしかしてこの二人が足を引っ張っているからじゃないのか。

以下略



9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/15(土) 00:23:05.77 ID:lf+VB/Zqo
いくつかの扉を抜け、階段を上り下りし、凛は気付けば普段は来ないよう
な場所にいた。しかし走ったおかげで頭は冷静になっていた。いや、冷静
になったと自分に言い聞かせているだけかもしれない。

歩きながら今後のことを考える。まずは……自分の力がどれほどのものか。
以下略



10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/15(土) 00:23:38.51 ID:lf+VB/Zqo
「ということで来週は凛ソロと加蓮奈緒の二人組みでライブバトルします」

そう説明するプロデューサーと涼しげな顔をした凛。
そして半目でプロデューサーを見る加蓮と奈緒。ため息をつくちひろ。

以下略



11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/15(土) 00:24:05.90 ID:lf+VB/Zqo
凛にせっつかれてプロデューサーが連絡をし始める。それを見ていた奈緒と
加蓮が顔を見合わせる。普段から頼りがいがあるとは思っていなかったがこ
うもアイドルの尻に敷かれているのを見ると自分達の将来まで心配になってくる。

「二十分後にダンスの練習できるってさ。第三練習場な」
以下略



12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/02/15(土) 00:24:41.47 ID:lf+VB/Zqo
プロデューサーが平然としているのは凛が今溜めているガスを今回のライブ
で抜けばいいと考えているからだ。
しかしそうまでわかっていても奈緒はどうしても不服に思ってしまう。

「プロデューサーならうまい落とし所を見つけてくれると思ったんだけどな」
以下略



31Res/39.19 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice