31: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/03/24(月) 23:42:39.10 ID:xTSJ/ypv0
乃莉「あーもう、何で泣くの?」
なずな「乃莉ちゃん……」
乃莉「引っ越したからって私とか先輩たちとかと会えなくなるわけじゃないんだしさ」
32: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/03/30(日) 11:09:30.69 ID:YGMdcVfr0
午後の授業を終え、帰路に着いた。
とはいっても、校門を出れば目の前はひだまり荘だから、下校の時間は一瞬だ。
階段を上がろうとすると、どこかの部屋のドアが開く音が聞こえた。
33: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/03/30(日) 11:21:24.60 ID:YGMdcVfr0
いつの間にか眠っていたみたい。
無造作に何かを叩く音で目が覚めた。それが私の部屋のドアをノックしているのだと気付く前に、がちゃりとドアが開いた。
びくりとして跳ね起きると、そこには宮子さんの顔があった。
34: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/03/30(日) 12:11:39.29 ID:YGMdcVfr0
宮子「お邪魔しまーす」ガチャ
なずな「お邪魔します……」
35: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/03/30(日) 12:17:54.56 ID:YGMdcVfr0
なずな「あの、ヒロさん、ゆのさん」
ゆの「ん、何?」
なずな「夕ご飯の支度、全部任せちゃってごめんなさい」
36: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/03/30(日) 12:19:58.68 ID:YGMdcVfr0
リビング
ヒロ「それじゃ、いただきましょ」
5人「いただきまーす」
37: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/03/30(日) 12:30:35.10 ID:YGMdcVfr0
なずな「でも、ほんとに美味しい」ボソ
乃莉「ん?」
なずな「ヒロさんもゆのさんも、すごいなぁ、って思って」
38: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/12(土) 22:28:54.19 ID:3hARFItj0
ヒロ「でもこんなにちゃんと作ったの久しぶりかも」
乃莉「えっ、ヒロさんがですか?」
ヒロ「うん、受験勉強があるから、お料理ばっかりしてるわけにはいかないもの」
39: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/12(土) 23:02:19.54 ID:3hARFItj0
なずな「でも、やっぱりお勉強、大変なんですね」
沙英「まあでも、私なんかは今仕事ストップしてもらってるわけだし」
沙英「そう考えるとそこまで負担ってほどではないかな」
40: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/12(土) 23:03:24.36 ID:3hARFItj0
沙英「ま、まあ、あれはヒロの言う通り去年書いたやつで、ほとんど直しもしてないから」
沙英「ほとんど時間も取られなかったんだよ」
沙英「雑誌に載ったいろんな作家の短編をまとめた本だから、編集さんがほぼ全部やってくれたし」
41: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2014/04/12(土) 23:06:50.46 ID:3hARFItj0
沙英「なずな、読みたくなったらうちにあるの貸すからさ」
なずな「あっ、ありがとうございます」
沙英「まあ無理に読めとは言わないけど」
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