過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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193:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 18:34:15.44 ID:a2xbEWtP0
「考えられるとすれば、彼らが実験を行っていたバーチャル空間は時間の流れがおかしい――――つまり、非常に流れが遅かったのだろう。

時間の遅れというのはね黒桐、相対性理論が予言する現象で、運動している状態によって時間座標の進み方が異なることを指すんだ。
時間座標というのは、まあ、時計の事だと思ってもらって間違いないだろう。

以下略



194:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 19:12:43.50 ID:a2xbEWtP0
「地球上では、厳密に定義された時間に比べ、1秒当たり100億分の7秒遅なる。
では黒桐、そのバーチャルルームそのものにかかる重力さえ、この街の科学技術で操作できるとしたら?
早い話、重力加速器なんてものを用意し、それによって部屋全体にかかる重力そのものを百億倍に出来るとしたら?
―――――ほら、厳密に定義された時間と比べて、既に七秒も遅れるじゃないか。つまりそういうことだろう」

以下略



195:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 19:18:41.23 ID:a2xbEWtP0

―――まぁ本当はいるといえばいるんだ、黒桐。

間違いなくクロだが、今それを説明したって仕方がないから、シラを切らせてもらう。

以下略



196:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 19:19:10.44 ID:a2xbEWtP0
式が、なにも言わずにこの部屋を出ていこうとする。

「式、――――君、どっちへいく気?」

式は振り返りもせずに、立ち止まって言う。
以下略



197:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 19:19:38.85 ID:a2xbEWtP0
「幹也、そういうことじゃないんだ」

スパン、と僕の言葉を斬るようだった。

「本人の言う通り、もう止まれないんだよそいつ。―――殺人はそれできっと最後。でも、殺戮は止まることはない。だから、殺しにいく。どれだけ強くても、関係ない。」
以下略



198:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 19:20:21.31 ID:a2xbEWtP0
「それにさ、幹也。
      、、、、、、、、、、、、、
オレだって、アクセラレータを殺しに行くだけ。アクセラレータを殺しにいくわけじゃない」

……なんだかややこしいけど、それって、つまり――――
以下略



199:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 19:20:47.41 ID:a2xbEWtP0
でも、今回は。

「……わかった。けど、僕もいくよ」

なんだかいかなくてはならない気がする。
以下略



200:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 19:22:04.82 ID:a2xbEWtP0
「今回ばかりはダメだ、黒桐。普通の人間とテレズマを使うアレ、つまりほとんど天使か。
そこの間にはな、アリから見たアフリカゾウくらいの差があるんだ。
式のように異能の力があるならまだしもさ、お前、わざわざ殺されにいきたいのか?」

それを言われてしまうと――なにも言い返せないけれど。
以下略



201:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 19:22:41.48 ID:a2xbEWtP0
「おっと、出すなよ工房が魑魅魍魎で溢れてしまう。そいつはお前がアラヤと戦った時に折れた、例の古刀だ。
完璧に修復したし、さらに鍛えられてもある。500年前の品にしては非常に扱いやすい仕様だったよ。
ついでに、直死の魔眼に関係なく霊体なんかを切れるようにしておいた」

たまにはトウコも気が利くじゃないか。
以下略



202:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/13(木) 19:23:50.73 ID:a2xbEWtP0
さて、きりのいいところで休憩


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