過去ログ - 上条『異能の力なら、どんな幻想だってぶち殺して見せる』
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312:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:38:33.82 ID:gUNVYqIl0
「ああ、いい忘れていたが、呼吸法などで血液の流れや内蔵のリズムなどを無理矢理いじることで魔力を精製することも可能だ。

おまえたちのやり方は、そうやって魔力が得られたら、自分の血管や神経や 霊装に魔力を通し、身振り手振り・呪文・文字・道具などで記号を示すものだろう。

どんなものが「記号」になるかはケースバイケースだが、基本的には神話をモチーフにしたものが用いるそうだな。
以下略



313:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:39:16.44 ID:gUNVYqIl0




「私の魔術が、このビル以上に綻びの無い秩序を有していれば突破は容易だ、ということだよ」
以下略



314:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:41:15.27 ID:gUNVYqIl0
「あの、このビルが難攻不落なのはその科学技術からですよ、橙子さん。
今の言い方だと、まるでこのビルが魔術的な防膜も張られてるみたいじゃないですか―――――あ」

「そうだ。言わなかったか?ここの統括理事長アレイスター・クロウリーは過去最悪とも称される魔術師なんだ。
昨年、学園都市に四人だか五人だかの魔術師が忍び込んだらしいが――――
以下略



315:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:42:27.33 ID:gUNVYqIl0
誤字ひどいんで訂正


そういうと、橙子さんはずっと持っていた匣―――人ひとりが収納できる旅行鞄大の―――を地に下ろした。

以下略



316:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:43:15.28 ID:gUNVYqIl0
窓の無いビル内部――――――

「ここの構造はすべて把握している。こう見えて建築関係も一通り頭には入っていてね、最初に入ったときにある程度把握しておいた。アレイスターも魔術師だからな、構造物の好みはわかりやすいんだ。趣味の悪いことこの上なかったがね」

「ねえねえ、トウコはぱそこんも使えるのかな?」
以下略



317:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:43:45.38 ID:gUNVYqIl0
「橙子さん、統括理事長はどんな人物なんですか」

これから会うとはいえ、やはり気になるものは気になる。知っておいた方がいいこともあるだろう。


以下略



318:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:45:12.95 ID:gUNVYqIl0
「――――じゃあ、アレイスター=クロウリーというのはとんでもない実力者と言うことですか」


「いや―――『実力者』なんて次元にはないよ、黒桐。アレの強さは言葉では説明できないんだ。
ビルに施された魔術なんて、あんなものはヤツのお遊び程度にもなっていない。
以下略



319:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:45:54.87 ID:gUNVYqIl0
「でも――――橙子さん、なら、そんな魔術師の頂点に立っていた魔術師が魔術を捨てて科学に走ったというのは、大問題じゃないんですか」


「無論だ。だから、ヤツは「世界で最も魔術を侮辱した魔術師」として世界中の魔術師を敵に回す羽目になったんだよ。
魔術師討伐組織に追われ、最終的にはイギリス清教の追っ手に致命傷を負わされた。
以下略



320:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:50:14.17 ID:gUNVYqIl0
「―――やあ、蒼崎。二度と会わないことを願うと言っていたが、よもや君の方から来るとはね」

開口一番、大魔術師アレイスター=クロウリーは橙子さんを挑発することから始めた。

―――橙子さんがいっていた通りの状態だ。ビーカーみたいなものの中で、手術衣を着て逆さまに浮いている。――――この都市はぶっ飛んでいるけれど、統括理事長が一番ぶっ飛んでいるじゃないか。
以下略



321:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/16(日) 15:50:59.77 ID:gUNVYqIl0
「黒桐、やめろ。こいつとまともに会話しようとすること自体が間違いだ。私たちが自分を殺しに来てると知っていて、来客などと称すんだからな」

ほう、と息を漏らすアレイスター=クロウリー。

「分かっているだろう蒼崎。私には挑むことすら無駄だ。―――お前たちの目的がなんであろうと、それが果たせないのなら、それはただの来訪に過ぎないだろう」
以下略



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