1: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 21:34:00.96 ID:FuxSu5/ao
まどマギSSですよ。
『叛逆の物語』の後のお話。
なので、叛逆の物語を未見の方はご注意願います。
独自解釈・捏造などやりまくりなので、ご了承頂ける方のみ先にお進み下さいませ。
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2: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 21:36:03.17 ID:FuxSu5/ao
杏子「……ん?」
夜、自分の部屋で、魔法少女・佐倉杏子は突如虚空を見つめた。
まるでその先に誰かが居るかのように。
3: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 21:37:57.84 ID:FuxSu5/ao
─────────────────────
翌日、朝。登校時。
杏子「…………」
4: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 21:40:45.27 ID:FuxSu5/ao
杏子がリンゴを食べ終えた丁度その時、彼女が待っていた相手が向こうから歩いて来た。
杏子『──おう、マミ』
その相手……巴マミに、杏子は木の上からテレパシーで語りかける。
5: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 21:42:31.89 ID:FuxSu5/ao
マミ『おはよう佐倉さん。あなたにしては随分と早いじゃない?』
マミも、テレパシーで返事を返す。
その声色(といってもテレパシーだが)から察するに、杏子が待っていたのにすでに気付いていたのだろう。
6: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 21:44:32.32 ID:FuxSu5/ao
─────────────────────
魔法少女。
神そのものである『概念』を貶めた悪魔・暁美ほむらが再編し、作り上げたこの世界でもそれは存在している。
7: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 21:46:55.42 ID:FuxSu5/ao
─────────────────────
杏子とマミは、辺りに誰も居ない近くの河原まで来ると、そこに腰をかける。
杏子「さて、と……だ」
8:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/03/12(水) 21:49:29.44 ID:NCFFC0Cr0
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9: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 21:50:52.89 ID:FuxSu5/ao
杏子「……だな。戦うにしろ、まだあいつとは勝負にすらならないだろ」
マミ「目をつけられるだけでも、終わりでしょうしね」
そう。それだけの差が、彼女たちにはあった。
10: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 21:53:29.14 ID:FuxSu5/ao
だが、それでもこの次元・宇宙は、ほむらが作った世界。
その一点だけでも、いわば創造神とも呼べる『悪魔』に真っ向から立ち向かうのは無謀であった。
たとえば……
11: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 21:55:25.29 ID:FuxSu5/ao
二人はもう数回、言葉を交わす。
杏子「──と」
その途中で杏子が小さな声を上げると、携帯を取り出す。
12: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 21:57:10.27 ID:FuxSu5/ao
杏子は電話に出る。
杏子「ああ、ああ……大丈夫、こっちも今学校に向かってるから……」
軽く言葉を交わすと、彼女は電話を切った。
13: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 21:59:19.18 ID:FuxSu5/ao
マミ「じゃあ私は先に行くわね」
これも、ほむらを警戒して。
住む家の位置などの問題で、彼女たちが共に登校する事はまずないのだ。
14: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:00:45.42 ID:FuxSu5/ao
杏子「おう!」
さやか「杏子!」
さやかは杏子の姿を認めると、目を釣り上げて彼女の方へと詰め寄る。
15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/12(水) 22:01:40.68 ID:bDIOjnS70
マミ杏子さやかで手を組んでまどか一人を犠牲にしようとする話しか
斬新で面白そうだな
16: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:02:19.32 ID:FuxSu5/ao
さやか「大丈夫だったの?」
杏子「おう。ザコが一体だけだったからな」
さやか「そんなの、別にあたしを起こしてくれれば……」
17: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:03:46.57 ID:FuxSu5/ao
まどか「あっ、さやかちゃんに杏子ちゃん!」
さやか「──おうっ、おはよ!」
そこへ現れた、柔らかな髪の毛をツインテールにした華奢で可愛らしい少女、鹿目まどかと、
18: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:05:03.04 ID:FuxSu5/ao
杏子「……おう二人とも!
っかし、こんな天気の良い朝だってのにあんたは相変わらずぶっきらぼうなんだな。
唐突に見たら幽霊みたいで怖かったぜ!」
ほむら「……ふん。
19: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:06:38.70 ID:FuxSu5/ao
さやか「こら」
杏子「痛っ」
こっそりと胸をなで下ろす杏子の頭を、さやかが軽く小突いた。
20: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:08:08.12 ID:FuxSu5/ao
杏子(……まどか)
鹿目まどか。
本来の彼女は、絶望の未来しか待っていない、
21: ◆LeM7Ja3gH2ba[saga]
2014/03/12(水) 22:09:28.16 ID:FuxSu5/ao
杏子「…………」
杏子はまどかの背中を見つめつつ、
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