過去ログ - さやか「愛に腐りし円の御剣」
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/17(木) 20:43:41.00 ID:eGKGoVLQO
続きどーなってんだ


33: ◆2DegdJBwqI[sage]
2014/04/17(木) 21:06:18.99 ID:HamqrAcGo
はい、見直し丁度今終わったんで投下します


34: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/04/17(木) 21:08:37.52 ID:HamqrAcGo
医師は、何かとんでもなく大きな精神的なショックが、
いきなりさやかに降りかかったのだろうと恭介に言った。

とはいえそのショックの原因、保護されるまで彼女がどんなことに巻き込まれていたのかは、
今のところ警察による懸命の捜査の甲斐なくまるでわかっていない。
以下略



35: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/04/17(木) 21:10:45.03 ID:HamqrAcGo
恭介にとって暁美ほむらは、
学校でいつも一人でいることが特徴的な少女だった。

恭介の知る限り、ほむらと普段学校で、
友だちと呼べる付き合いをしている人間は誰もいなかった。
以下略



36: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/04/17(木) 21:12:09.98 ID:HamqrAcGo
その日、上半身を起こし今日と全く同じようにベッドに収まるさやかと、
ベッドの隣に用意された椅子に腰掛けた恭介が病室にはいた。

突如、予告なく開けられた病室の引き戸。

以下略



37: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/04/17(木) 21:13:40.51 ID:HamqrAcGo
それから、場に気まずくて長い長い沈黙が流れる。

さやかはいつもと変わらず恭介以外の誰か、ほむらに興味を示さない。

ほむらはさやかを無言でじっと見据えるばかりで、
以下略



38: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/04/17(木) 21:16:30.93 ID:HamqrAcGo


……そりゃあもちろん、知りたいよ。それもなるべく詳しく。


以下略



39: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/04/17(木) 21:18:16.82 ID:HamqrAcGo
――彼女は己の正義を曲げずに無理な形で限界を超えてそれを貫き通そうとしたの。
   その結果、彼女の心の内奥の淀みと心の外面が完全に分離してしまった。

――彼女は現在、心の内奥で自身の呪いを募らせそれを刻々と腐らせている状態にある。

以下略



40: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/04/17(木) 21:21:50.82 ID:HamqrAcGo


ええっと、じゃあ例えば、どうしたらその、心が裂けてしまったさやかを元に戻せるか
……何か、何かヒントでもいいから、わかったりする?

以下略



41: ◆2DegdJBwqI[saga]
2014/04/17(木) 21:23:57.57 ID:HamqrAcGo
――彼女に残された選択肢は二つ。

――まず一つ目は、呪いをどこまでも募らせて、
   それが心の耐えられる限界を超えたとき、
   この世に災いを成す者として改めて誕生する。
以下略



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