60: ◆PBEgZx6.Rk[saga]
2014/03/21(金) 05:54:26.74 ID:nQrYk9UJ0
 ほむら「だからなんで煽るのよ…」 
  
 マミ「あははは…久しぶりに楽しくってついね」 
  
 マミ「ありがとう。あなたとまたこんなふうに話せて、とても嬉しいわ」 
61: ◆PBEgZx6.Rk[saga]
2014/03/21(金) 05:55:35.77 ID:nQrYk9UJ0
 マミ「愛されてるのね。ホント、羨ましいくらいだわ」 
  
 ほむら「…正直、たまに身の危険を感じるのよね…まあ私的には全然いいのだけどむしろウェルカムだけど」 
  
 マミ「爆発しちゃいなさい」 
62: ◆PBEgZx6.Rk[saga]
2014/03/21(金) 05:56:25.39 ID:nQrYk9UJ0
 第7話 QB「僕のケーキが無いじゃないか!!」 
  
  
  
 …スッ   トコトコ       ピョンッ 
63: ◆PBEgZx6.Rk[saga]
2014/03/21(金) 05:57:14.41 ID:nQrYk9UJ0
 QB「宣言するよ」 
  
 QB「僕達インキュベーターは、君たち人類に完全に敗北した。故に、魔法少女システムを君達に明け渡す。これが僕達の総意だ」 
  
 マミ「えっ!?」 
64: ◆PBEgZx6.Rk[saga]
2014/03/21(金) 05:58:46.10 ID:nQrYk9UJ0
 ほむら「…あー、あったわね、そんなこと」 
  
 QB「…数多くある時間軸の、その中のたった一つの時間軸であったとしても、僕達は敗北した。人類の感情を読み切れず、システムのコントロールを失い、遂には人類から撤退を決めた挙句、悪魔の支配下にまで堕ちた」 
  
 QB「俄かには信じられなかったよ。人間の一生などほんの一瞬でしかないほどの悠久の時を経てきた僕達の歴史の中で、支配される側に陥るなんて唯の一度も無かった。あるはずが無かった」 
65: ◆PBEgZx6.Rk[saga]
2014/03/21(金) 05:59:53.63 ID:nQrYk9UJ0
 マミ「…あなたも含めて、この世界は…造りもの…?」 
  
 QB「可能性としてはある。例えば、悪魔である君の空想上の世界、とかね。でもそれよりも、僕達インキュベーターとしてはある仮説を支持したい」 
  
 ほむら「…勿体ぶらないでよ」 
66: ◆PBEgZx6.Rk[saga]
2014/03/21(金) 06:01:23.02 ID:nQrYk9UJ0
 QB「結果は…失敗だった。失敗どころの騒ぎじゃない。彼等にとって最悪、君達にとっては最良の結果を叩き出した」 
  
 QB「君達は知っているはずだ。ほむら、君が時間遡行を繰り返す度に、まどかの力は増していった」 
  
 ほむら「…今さら、それがなんだっていうのよ」 
67: ◆PBEgZx6.Rk[saga]
2014/03/21(金) 06:02:31.51 ID:nQrYk9UJ0
 マミ「…魔法少女システムを明け渡す、というのは?」 
  
 QB「ご覧の通り、この時間軸のまどかは凄まじい力を持っている。僕達では到底及ばない。というか、一度抵抗しただけでこの有様さ。もう誰も彼女を止められない」 
  
 QB「ほむら、君にも言えることだ。僕達があの手この手で干渉しても、もう君を止められないだろう。魔法少女システムが君達の手に委ねられるのは、避けようが無い」 
68: ◆PBEgZx6.Rk[saga]
2014/03/21(金) 06:03:42.68 ID:nQrYk9UJ0
 ほむら「…システムを放棄、では無いのね」 
  
 QB「とんでもない!僕達にとって、魔法少女システムとはエントロピーを凌駕するために開発した、僕達の肝入りのシステムだ」 
  
 QB「宇宙の危機を悟ってから、システムの開発に幾億年、感情を持った生物を探すのにまた数億年、君達人類を発見してから魔法少女システムを辛うじて運用するに至るまでさらに何千年、途方もない日々だった」 
69: ◆PBEgZx6.Rk[saga]
2014/03/21(金) 06:04:29.69 ID:nQrYk9UJ0
 マミ「話が長すぎよ。ケーキふたつも食べちゃったじゃない」 
  
 ほむら「話の長い男は嫌われるわよ」 
  
 QB「なんでこの流れで茶化すかなぁ…まあいいけど。嫌われているようだし、この個体を失わないうちに退散させてもらうよ」 
70: ◆PBEgZx6.Rk[saga]
2014/03/21(金) 06:05:20.12 ID:nQrYk9UJ0
 マミ「あなたは、その…これからどうするの?」 
  
 QB「どうって、まどか次第さ。僕達に出来ることは何も無い。何も変わらないかもしれないし、まどかの改変次第では僕達は消されて、新しい存在が君達をサポートするかもしれない。どちらにしろ、僕達の及ぶところでは無いね」 
  
 ほむら「貴方は…それでいいの?」 
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