過去ログ - 生徒会長「男くん、あなたも『能力者』だったのね」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/23(日) 00:10:24.12 ID:Vvwqp0d+0
男「あの、急にこんなところに僕を呼び出して何のつもりですか?」
生徒会長「失礼承知で逆にあなたへ質問したいのだけれど、さっきからなぜ私へ期待の眼差しを向けているの」
男「そりゃあ女の人から校舎裏に呼び出されたら嫌でも期待してしまうというか…え、えへへ」
男「にしてもまさか生徒会長とこうして話をする機会ができたなんて驚きです。ずっと自分とは違う世界にいる人だと思ってたから!」
生徒会長「どうして?」
男「いや、そこを説明しろと言われると恥ずかしいですけど…そ、それより早く本題へ移りましょう!?」
生徒会長「そうね。横道逸れて時間を無駄にしてしまうところだったわ」
生徒会長「男くん、私たちの間に話なんて不要よね」
男「いきなり積極的ですね生徒会長!でもやっぱり段階を踏んで行った方が…!」
生徒会長「『力』を持つ者同士が出会ったとき、やる事はたった一つ」
生徒会長「どちらかの息の根が止まるまで殺し合う。そうでしょう」
男「え?」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[sagesaga]
2014/03/23(日) 00:12:01.28 ID:Vvwqp0d+0
男「ちょっと待って下さいよ。用って生徒会長の冗談に付き合えってことですか?」
男「面白いとは思いますけど、ほぼ初対面の相手に『殺し合い』だなんて物騒すぎますよ!」
生徒会長「私は初対面の人へ冗談を言ってあげる趣味は持ち合わせてないわ。本気よ」
以下略
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[sagesaga]
2014/03/23(日) 00:12:32.06 ID:Vvwqp0d+0
男(どうにか生徒会長を止めようと説得し続けたが、彼女は僕を一方的に痛めつける)
生徒会長「どうしたの。能力で対抗しなければこのまま私に殺されてしまうわ」
男「せ、生徒会長がその『能力』とやらを見せてくれれば僕も出すかもしれませんよ…!」
以下略
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[sagesaga]
2014/03/23(日) 00:13:16.42 ID:Vvwqp0d+0
生徒会長「それで私の鼻を蹂躙して。あなたの好きなように」
男「ひょっとしてまだふざけ通そうとしてる?」
生徒会長「証拠を見せてあげようというのよ。それできっとわかって貰えると信じているわ」
以下略
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[sagesaga]
2014/03/23(日) 00:13:51.35 ID:Vvwqp0d+0
生徒会長「敵へ自分の『能力』を見せるなんて大サービス、初めてよ。正直屈辱だわ」
男「それにしては全然冷静な感じなんですけど。流石にそれを『能力』と呼ぶのはどうかと思います」
生徒会長「そんな事言われてもしょうがないじゃない。与えられたものが偶然これだったのだから」
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
[sagesaga]
2014/03/23(日) 00:14:28.26 ID:Vvwqp0d+0
男「ないもんはないんです!あなたがこんなシュールな人だと思ってませんでしたよ、案外面白いんですね。それじゃあさようなら」
生徒会長「待って。あなたは慎重なのね、少し見誤っていたわ」
生徒会長「どうかしら。私と手を組み、この『能力者バトルロイヤル』を勝ち抜くというのは」
以下略
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[sagesaga]
2014/03/23(日) 00:15:00.67 ID:Vvwqp0d+0
生徒会長「この私の『能力』を使えば、あなたをカバーできる。後ろから突然襲いかかる時にくしゃみなんて出したら、奇襲にならないでしょ」
男「僕の『能力』が不意打ち前提で考えられても困るんですけど」
男「生徒会長、あなたと会話できて僕は嬉しかったですよ。浮かれてました。でも、そろそろ面倒になってきたので…」
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/23(日) 00:15:26.63 ID:Vvwqp0d+0
生徒会長「わかって貰えないかしら。言葉通りよ、あなたが望む事何一つ嫌な顔せずにやるの」
男「生徒会長が?どんなことも?」
生徒会長「ええ、どんなことでもよ。私は嘘は言わないわ。あなたに尽くしてみせる、かならず」
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2014/03/23(日) 00:15:55.14 ID:Vvwqp0d+0
男(その日から、僕と生徒会長の奇妙な日々は始まった。家に帰っても邪な考えや妄想がこれでもかと浮かんでどうしようもなかった)
妹「お兄ちゃん。お兄ちゃんってば。おーい、朝だぞー?」ユサユサ
男「ま、待てよぉ…昨日遅くに寝たからまだ眠くて仕方ないんだ…」
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2014/03/23(日) 00:16:47.23 ID:Vvwqp0d+0
生徒会長「男くん、敵はどのタイミングで私たちを狙ってくるのかわからないわ。注意しましょう」
男「もしかして他の『能力者』も生徒会長が持ってた探知機みたいなの持ってるんですか?」
生徒会長「ええ、参加者全員に配られているわ。だから正直闇討ち系の『能力者』にはつらい戦いになるでしょうね」
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2014/03/23(日) 00:17:27.88 ID:Vvwqp0d+0
生徒会長「男くん、敵はどのタイミングで私たちを狙ってくるのかわからないわ。注意しましょう」
男「もしかして他の『能力者』も生徒会長が持ってた探知機みたいなの持ってるんですか?」
生徒会長「ええ、参加者全員に配られているわ。だから正直闇討ち系の『能力者』にはつらい戦いになるでしょうね」
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/23(日) 00:18:06.49 ID:Vvwqp0d+0
男「あー、えっと『能力者』の数ってもうわかってるんですか?」
生徒会長「わからないわ。でも『能力者』はこの町にいる人々のみ。年齢も職業も全員がバラバラ」
生徒会長「私たちの学校にも潜んでいるかもしれない。男くんと私がそうであったように」
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/23(日) 00:18:37.97 ID:Vvwqp0d+0
男「学校に着いたら、校内放送を使って能力者は出て来いって声かけてみてください」
生徒会長「……それは正気?」
男「はい。『能力者探知機』なんて物があるんだし、どっちみち見つかるのは時間の問題でしょう」
以下略
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2014/03/23(日) 00:19:04.01 ID:Vvwqp0d+0
生徒会長「男くん、放送室の使用許可が下りたから入って平気よ」
男「あの……僕も立ち会うんですか」
生徒会長「男くんは考えがあって提案したのでしょう。私にはそれが何か予想できない」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
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2014/03/23(日) 00:19:34.40 ID:Vvwqp0d+0
生徒会長「ふぅ……これで満足かしら。あなたの言う通りにしたわよ」
男「マジですか…いまのマジでスイッチ入ってましたか…!?」
生徒会長「マジの大マジよ。これで私が能力者かもしれないという疑いが校舎内の人間に持たれるわね」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/23(日) 00:20:04.23 ID:Vvwqp0d+0
男「ちょ、ちょっと…胸顔に当たってますって…!」
生徒会長「大きな声を上げないで男くん。そこの扉の先から微かだけど音がしたわ」
生徒会長「恐らく扉に耳を当てて中を探っている。もしくは、外へ出た瞬間を狙って待ち伏せ」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/23(日) 00:20:42.37 ID:Vvwqp0d+0
男「まったく、最初はあの人を自分の物にできたって喜んでたけど、流石にもう付き合いきれないよ」
男「やっぱり頭がいい人ってどこかおかしい所あるんだろうな…あれが残念美人ってやつか」
委員長「男くん、おはよう。どうしたの?疲れた顔しちゃって」
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/23(日) 00:21:08.60 ID:Vvwqp0d+0
男「まったく、最初はあの人を自分の物にできたって喜んでたけど、流石にもう付き合いきれないよ」
男「やっぱり頭がいい人ってどこかおかしい所あるんだろうな…あれが残念美人ってやつか」
委員長「男くん、おはよう。どうしたの?疲れた顔しちゃって」
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/23(日) 00:21:38.69 ID:Vvwqp0d+0
男「まさか委員長までごっこ遊び!?生徒会長に付き合わされてるの!?」
委員長「遊び?そっか、やっぱり生徒会長さまは『能力者』で間違いなかったんだね」
委員長「そして事情を知ってそうな君もその可能性があるわけだよ」
以下略
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/23(日) 00:22:05.94 ID:Vvwqp0d+0
男「どうせしょーもないことしてお茶濁すだけだろ。知ってるんだからな、もう経験済みなんだ」
男「ちなみに僕の『能力』はねぇ、右ひじを顎につけられ―――!」
委員長「きゃるるん☆」クイッ
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以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/03/23(日) 00:22:35.89 ID:Vvwqp0d+0
委員長「なんだ、自信満々で使えとか挑発してきたくせにこの程度だったんだ」
委員長「まさかちょっと『能力』使っただけで自滅してくれるなんて思ってもみなかったけど」
男「し、死ぬ前にもう一度あの表情を!!」
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