232:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:16:00.03 ID:aFMIt3ru0
二日目の朝は小鳥の鳴き声で目を覚ました。
「うっ、うーーん……」
思い切り背伸びする。
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2014/06/30(月) 09:16:27.78 ID:aFMIt3ru0
ゴスッ!
ドゴッ!
「ガッ!」
「あがっ!」
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2014/06/30(月) 09:19:18.46 ID:aFMIt3ru0
「へぇ、与一君って言うんだぁ」
そう言うのは先程PDAを持ってオドオドしていた女性だった。最初は与一の事を警戒していたが、自分達と同じ首輪、同じPDAを持っていたことに気づき、自分達と同じ境遇と知り、信用して貰えた。それから、自己紹介するため、他の部屋へ移った。
「あ、私の名前はね、田崎愛子(たざき・まなこ)って言うの。職業は、メイド喫茶のメイドさんやってます。よろしくね」「あ、ど、どうも」
235:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:19:51.37 ID:aFMIt3ru0
三階の戦闘禁止エリアで仮眠を取っていた桃園時智太郎は目を覚ました。
起き上がり、PDAの電源を入れる。
「………二十分しか寝てないのか。結構寝たと思ってたんだけど」
236:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:20:54.70 ID:aFMIt3ru0
「聞きたいことがある。いいか。」
「は……はい……」
突然の女の登場に、与一はただ頷くことしかできなかった。
237:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:21:39.62 ID:aFMIt3ru0
一方その頃。
「何だい全く!おばちゃん、早く帰って夕飯の準備をしなくちゃいけないのに!」
与一達とはかなり離れた位置にいる場所では一人、叫んでるプレイヤーがいた。
238:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:22:13.98 ID:aFMIt3ru0
「……ん」
ベッドしかない部屋で、角山与一は目を覚ました。
「……あ、れ?」
239:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:22:46.51 ID:aFMIt3ru0
「何で、俺は……」
頬を軽く掻きながら与一は考える。
暫く考えて自分は拉致された、という可能性を思いついた。
240:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:23:27.85 ID:aFMIt3ru0
「えーと、携帯は……」
上着のポケットを弄る。
すぐに硬い感触を感じ、与一はそれを引っ張り出す。
241:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:23:58.84 ID:aFMIt3ru0
「……あ」
「誰?」
そこには、PDAを持ってオドオドしてる見知らぬ女性と数人の男女がいた。
242:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:24:24.50 ID:aFMIt3ru0
「……おっさん、その冗談笑えない」
静かになった食堂で真っ先に口を開いたのは晴美さんだった。
「冗談なんかじゃない。 さっき、仏原君の部屋のベッドの下から彼の死体を見つけた」
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