236:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:20:54.70 ID:aFMIt3ru0
「聞きたいことがある。いいか。」
「は……はい……」
突然の女の登場に、与一はただ頷くことしかできなかった。
237:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:21:39.62 ID:aFMIt3ru0
一方その頃。
「何だい全く!おばちゃん、早く帰って夕飯の準備をしなくちゃいけないのに!」
与一達とはかなり離れた位置にいる場所では一人、叫んでるプレイヤーがいた。
238:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:22:13.98 ID:aFMIt3ru0
「……ん」
ベッドしかない部屋で、角山与一は目を覚ました。
「……あ、れ?」
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2014/06/30(月) 09:22:46.51 ID:aFMIt3ru0
「何で、俺は……」
頬を軽く掻きながら与一は考える。
暫く考えて自分は拉致された、という可能性を思いついた。
240:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:23:27.85 ID:aFMIt3ru0
「えーと、携帯は……」
上着のポケットを弄る。
すぐに硬い感触を感じ、与一はそれを引っ張り出す。
241:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:23:58.84 ID:aFMIt3ru0
「……あ」
「誰?」
そこには、PDAを持ってオドオドしてる見知らぬ女性と数人の男女がいた。
242:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:24:24.50 ID:aFMIt3ru0
「……おっさん、その冗談笑えない」
静かになった食堂で真っ先に口を開いたのは晴美さんだった。
「冗談なんかじゃない。 さっき、仏原君の部屋のベッドの下から彼の死体を見つけた」
243:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:25:12.59 ID:aFMIt3ru0
「ねーこれからどーすんの?」
「うーん……私としては……この首輪を外したいなぁ……」
そう言って、愛子は人差し指で自分の首輪をトントン、と軽く叩いた。
244:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:25:51.13 ID:aFMIt3ru0
佐藤怜子(女子10番)はアスレチック公園の公衆トイレの個室の中に隠れていた。
「……追いかけて、こないよね……」
怜子は恐る恐る、支給された己の武器の探知機の電源を入れる。
245:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:26:28.05 ID:aFMIt3ru0
36
もう、決めた。
俺は誰も信じない。
246:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2014/06/30(月) 09:27:12.47 ID:aFMIt3ru0
新垣美和は、慎重に歩きながら、デパートを目指していた。
あそこなら、美和の支給武器のカッターナイフよりマシな武器があるだろうし、食料も大量にあるはずだ。
「もう少し……」
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