過去ログ - 少女「有言実行、しましょうか」
1- 20
123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/04/19(土) 12:31:48.02 ID:zE5oYuWwo

面白い


124: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/20(日) 00:41:06.39 ID:ZAqq2qmq0
――――――――――――――――――――――

 這う這うの体で家までたどり着いたときには、既に夜だった。

 『天網恢恢疎にして漏らさず』で確認したところ、能力範囲内にいるのは一人。気になるが仕方がない。くたくただ。とにかく、休まなければ。
以下略



125: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/20(日) 00:41:38.92 ID:ZAqq2qmq0

 本当にいろいろ。
 後輩は死んじゃうし。
 屋敷には閉じ込められるし。

以下略



126: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/20(日) 00:42:11.81 ID:ZAqq2qmq0

 顔を挙げれば目つきの悪い女がいた。生徒会会計、時任一時。国立理系の彼女が国立文系の我がクラスに来るのは珍しい光景だ。

腕章「なに」

以下略



127: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/20(日) 00:45:59.38 ID:ZAqq2qmq0

 あぁ、情報、情報、情報!
 世界にはあまりにも情報が溢れすぎてる!
 押しとどめることなんてできやしない。情報たちは洪水のように、プライバシーの壁を内から押し続けている。それを法律で縛る人間たちの何という愚かしさよ!

以下略



128: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/20(日) 00:46:40.88 ID:ZAqq2qmq0

 男子たちは「なんだあれ」と言った。「なんだあれ」。おおよそ人間に対しての呼称ではないそれを、なぜ男子たちは使ったのか。
 侵入者がおおよそ人間とは思えなかったから?

 たとえば。
以下略



129: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/20(日) 00:47:29.08 ID:ZAqq2qmq0

 爆発の現場は一階の理科室。そこで何かが引火したのだ、「運が悪いことに」。誘爆の可能性は高い。そして、それ以上に、もっとよくない何かが起こる可能性だって。

教師「あ、おいお前ら! 危ないからそこを離れるんだ!」

以下略



130: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/20(日) 00:48:29.22 ID:ZAqq2qmq0

 だめだ、こんなんじゃ足りない。上っ面を舐めるような「情報」じゃだめだ。
 もっと、深く、深く。
 全てを知らなければ。

以下略



131: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/20(日) 00:57:32.91 ID:uoXohu1B0

 は? と新聞部は言った。とても、とっても辛辣な瞳が私を貫いている。こちらの正気を心底疑っている顔だ。その真剣さに思わず涎が出そうなくらい。
 彩人が襲ってくるのは予想外だったけど、そのおかげで能力者が判明したのは僥倖だ。我が校にいたなんてのはさらに予想外。でも、私に有利に運ぶ予想外なら、いくらでも大歓迎。

会計「何がおかしいのかしら。あの彩人は、愛する学び舎を破壊しつくす害虫よ。駆除しなくては」
以下略



132: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2014/04/20(日) 00:58:40.83 ID:uoXohu1B0

 私を掴んでいる手を払って、唇に指を添える。

会計「企業秘密」

以下略



235Res/273.82 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice