22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/23(水) 18:49:09.23 ID:KjY5e/6Q0
「ではあとけぇきせっとを三つ、というところで妥協いたしましょう」
「妥協って言葉の意味はなんだっけ!?」
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2014/04/23(水) 18:51:07.49 ID:KjY5e/6Q0
「そうだな、また今度、事務所の面子を全員誘って食事に行こうか」
「ええ、あなた様のおごりで」
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2014/04/23(水) 18:52:36.43 ID:KjY5e/6Q0
「な ……!」
そこには、十二分に異様と呼べる程の異変が四条の身に起こっていた。
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2014/04/23(水) 18:54:11.91 ID:KjY5e/6Q0
――という一連の出来事があり、今日で早くも三日目を迎えていた。
しかし単純にものが食べられなくなる、というだけの怪異で良かった。
全く食べられないにしても三日ならば人間生きられるだろうし、放っておいても良かったのだが……さすがに胃袋とやる気が直結していそうな四条を三日断食させるのは少々可哀想だ。
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2014/04/23(水) 18:56:34.41 ID:KjY5e/6Q0
004
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/23(水) 18:59:08.42 ID:KjY5e/6Q0
「四条……彼女に僕の手から食事を与えているのは怪異対策だ。
今の彼女は自分の手では何も食べられない。
一昨日から始めて今日終わる」
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2014/04/23(水) 19:02:04.66 ID:KjY5e/6Q0
「…………っ!?」
「残念、芯が短かったようね」
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2014/04/23(水) 19:04:10.03 ID:KjY5e/6Q0
……まあ、僕がちゃんとしていればいいだけの話だし、いいか……。
星井の身の安全の為にも絶対に誘惑されないよう心に留めておこう。
と、それよりもだ、
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2014/04/23(水) 19:05:31.07 ID:KjY5e/6Q0
ひたぎの対面に座っていた筈の二人が見当たらない。
何処かに出て行ったなら気付く筈だけど……。
「さっきまでいたよ? トイレじゃないの?」
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2014/04/23(水) 19:07:20.37 ID:KjY5e/6Q0
005
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2014/04/23(水) 19:09:48.94 ID:KjY5e/6Q0
四条はぺろりと恍惚の表情で舌舐めずりをすると、空気に溶けるかのように薄くなって消える。
「くっ……!」
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