2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/06(金) 19:12:23.67 ID:1kXODiTCO
聖女「よいしょ。ほら、起きれるでしょー。起きて起きて」
辞典がパタンと閉じられると、男の目が少しずつ開いていった。
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/06(金) 19:25:45.08 ID:1kXODiTCO
ぼごっ。
その手に持った剣は動く事なく、持ち主の手を離れた。
兵士の後ろに回り込んだ男が、首筋に手刀を打ち込んだのだ。
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/06(金) 19:35:21.77 ID:1kXODiTCO
聖女「え、えーと、その……」
男「ありがとう。感謝する。ありがとう。感謝する」
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2014/06/06(金) 19:45:43.98 ID:1kXODiTCO
聖女は見知らぬ男が城内に侵入した事よりも、精鋭である城の兵士が一撃にて倒された事よりも、その男の戦いぶりに何よりの興味を示した。
聖女(あの時、想いが……消えていた)
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2014/06/06(金) 19:57:03.71 ID:1kXODiTCO
聖女「ね、空人って……」
男「待て。下層より振動音がする」
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2014/06/06(金) 20:26:59.56 ID:1kXODiTCO
兵士「せ、聖女様! 今お助けします!」
兵士「魔想術士、前陣に対想念防壁! あの男に氷冷魔想術を!」
兵士「……ふん」
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2014/06/06(金) 20:54:44.48 ID:1kXODiTCO
兵士「今だ、複数人で取り押さえろ!!」
ダン! ダン!
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/06(金) 20:55:58.97 ID:1kXODiTCO
聖女は分厚い辞典を開き、こげ茶色の古びたペンを取り出す。
兵士「な!」「聖女様、お気を確かに!?」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/06(金) 21:07:33.74 ID:1kXODiTCO
ゴウッ!!
男「うおっ……!」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/06(金) 21:11:32.31 ID:1kXODiTCO
ここまで
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/06(金) 21:36:05.30 ID:SBC5yOYwO
おつ
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