110:1[sage]
2014/10/04(土) 23:33:24.50 ID:c4R1WUbH0
ニュース『異状発生した台風13号と14号と15号が海域に高速で接近中です』
ニュース『台風13号は14号と15号の勢いに乗せられ、暴風域の最大風速は鎮守府が半分吹き飛ぶ威力を持っております』
ニュース『専門家によりますと13号の内部で極めて稀な現象、スーパーなんとかが起こっており…』
111:1[sage]
2014/10/04(土) 23:35:50.29 ID:c4R1WUbH0
艦娘(彼女が目を覚ましたのは、二日後の朝の事だった)
先代吹雪「まさか遠征の帰還中に深海棲艦の攻撃に遭うなんて……うぅ…」
先代吹雪「えーと、この島…かなり離れてるんだよね? 本土から?」
112:1[sage]
2014/10/04(土) 23:37:52.56 ID:c4R1WUbH0
先代吹雪「だから子供の頃からずっと、海って怖いもので。泳いだことも無くて、近づくこともあんまりなくて」
先代吹雪「艦娘になったのは、それぐらいしか行き先が無かったからかも知れません。家族もいないし」
先代吹雪「いつかきっと…素敵な真珠を飾って。白いウェディングドレスを着て、お父さんとバージンロードを歩く夢も抱いてたけど」
113:1[sage]
2014/10/04(土) 23:39:02.67 ID:c4R1WUbH0
先代吹雪「だから子供の頃からずっと、海って怖いもので。泳いだことも無くて、近づくこともあんまりなくて」
先代吹雪「艦娘になったのは、それぐらいしか行き先が無かったからかも知れません。家族もいないし」
先代吹雪「いつかきっと…素敵な真珠を飾って。白いウェディングドレスを着て、お父さんとバージンロードを歩く夢も抱いてたけど」
114:1[sage]
2014/10/04(土) 23:40:06.68 ID:c4R1WUbH0
艦娘(小さな島に深海棲艦の姿を知るモノは殆どいない。だが、怪物という事だけは解っていた)
艦娘(漁業に出ている漁師たちが慌てて家に逃げ戻ってきた)
先代吹雪「弾丸少ないし、魚雷も2発しかないか…しょうがないよね」
115:1[sage]
2014/10/04(土) 23:43:02.81 ID:c4R1WUbH0
艦娘(彼女が守ったのは命だけじゃない。その生活も、守ろうとしてくれた)
艦娘(いつか綺麗な、優しい海を夢見た彼女を放ってなんておけなかった)
艦娘「お父さん、私…」
116:1[sage]
2014/10/04(土) 23:49:06.91 ID:c4R1WUbH0
今回は加賀さんでした。
クールな加賀さんだからこそ、綺麗なものへの憧れとかがあるのかもと妄想してみる。
次回でラストにする予定です。
117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/07(火) 17:58:11.61 ID:y6TLZbGAO
もう終わっちゃうのか、毎回誰なんだろって想像しながら読むの楽しかったんだが
118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/10/20(月) 14:56:58.48 ID:4ML2BF4lo
客船の話は隼鷹か飛鷹だと思ったんだけど、お嬢様繋がりで熊野だったか。
せっかく見つけたいいスレなのに、次で最後とはもったいないな。
119:1[sage]
2014/11/03(月) 22:07:05.76 ID:aepsw8cs0
本当にお待たせしてごめんなさい。
実は最後に2話分まとめて投下しようと思いましたが…
うっかり全消しとか新しいネタ襲来とかあったので
120:1[sage]
2014/11/03(月) 22:09:46.61 ID:aepsw8cs0
艦娘(爆撃と銃声が子守歌。砂と廃墟と灰だらけの世界を、幼い頃から彷徨っていた)
艦娘(父親も母親も、気がついたら私の側にいなくて、他の肉親は解らない)
艦娘(どっかで誰かが殺されてて、どっかで誰かが殺しに来る。それが戦争なんだって事しか知らない)
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