過去ログ - 猫耳パーカーとフーセンガム
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33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/18(水) 18:37:50.49 ID:OIe+ZWtGo
パトカーの中で渡されたタオルでとりあえずは髪を拭きながら、僕は少し思慮を巡らせていた。
少女のためとはいえ、両親を大分心配させてしまっただろう。
後悔はしていないが、申し訳ない気持ちは大きい。
少女の方はと言うと、胸に抱いた猫をタオルで拭きながら俯いている。
警官が来た時、一瞬たじろぐような仕草を見せたのが気がかりだった。
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/18(水) 18:38:41.36 ID:OIe+ZWtGo
お腹空いたのでご飯


35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/18(水) 20:13:25.93 ID:OIe+ZWtGo
なんとなくそんな気はしていたけれど、次の日も、その次の日も、少女は現れなかった。
誰もいない河川敷でガムを膨らませて、しばらくして帰る。
明日は、明後日は、明々後日は、と。
僕には彼女を忘れる事なんて、出来なかった。


36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/18(水) 20:19:11.92 ID:OIe+ZWtGo
気付けば苦手だったフーセンガムも、かつて少女が膨らませていたよりずっと上手く膨らませられるようになり、僕の背も大分伸びた。
僕がいつものように、河川敷に仰向けになりながらフーセンガムを膨らませていると、スッと僕の視界を影が覆った。

「……」

以下略



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/18(水) 20:32:40.99 ID:OIe+ZWtGo
……誰、ですか?

僕の返答に、女の子は呆気に取られた表情で固まる。
そんなに変な事を言っただろうか?と首を傾げた僕の視線、斜め下の辺りに見たことのある猫の姿。

以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/18(水) 20:35:17.11 ID:OIe+ZWtGo
猫耳を外した少女はなんだか恥ずかしそうで、正直僕的にはあのパーカーの方が恥ずかしいと思うのだが。
二人でガムをはむはむとして、ぷくーっと膨らませる。
猫がそんな僕らを、遠目に見て「ニャー」と鳴いた。

「……あ」
以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/06/18(水) 20:40:22.69 ID:OIe+ZWtGo
僕のものだったフーセンガムをはもはもしながら、少女がこちらを向く。
ほんのり染まった頬が、さらに愛らしさを加速させる。

「……今年からよろしく、先輩」

以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/18(水) 20:50:23.80 ID:OIe+ZWtGo
まったり続かない


41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/18(水) 20:56:41.63 ID:yZYLUtpzo
えんだああああああああああああ

続けて下さい


42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/18(水) 21:31:24.66 ID:HpMhXfoz0
あれ?終わり?


43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/06/18(水) 23:13:19.18 ID:wFq314NJo
え?


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