過去ログ - 「なんてこと……なんてことしやがる……ッ!」
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11:おじさん ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/07/14(月) 00:31:11.37 ID:4ENc1A5go


 白く立ち行く湯気の元には最早『塔』といわんばかりにキャベツとモヤシ、豚肉のシンプルな野菜炒め、
それが国民食とも言えるミソラーメンの上に盛られている。
廊下に充満していたものとは比較にならない香りに呼応し、我が胃袋は何度目かの悲鳴を上げる。
以下略



12:おじさん ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/07/14(月) 00:33:10.43 ID:4ENc1A5go


 麺だ、麺から食すのだ。

 野菜炒めもかじりつきたいが、主は、麺である。伸びてしまっては元も子もない。
以下略



13:おじさん ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/07/14(月) 00:36:32.14 ID:4ENc1A5go


 麺に絡むミソスープの甘辛さ。

 適度に加えられた塩コショウとニンニクの風味は脳を殴られるかのようなパンチの効いた味に仕立て上げられている。
以下略



14:おじさん ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/07/14(月) 00:38:24.94 ID:4ENc1A5go





以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/14(月) 00:38:52.21 ID:UdV+0+YDO
クソっ!なんて残酷なことをしやがるんだ!


16:おじさん ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/07/14(月) 00:39:34.68 ID:4ENc1A5go


「……待ってろ」

 そう言って台所へ向かう父の背中を見送り、父を怒らせることなく、無事に昼ご飯にありつける。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/14(月) 00:40:12.37 ID:KaCuqFmbo
腹が減るじゃねーか、昼にやれ!


18:おじさん ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/07/14(月) 00:40:46.40 ID:4ENc1A5go


 想像力豊かな幼少の頃とあっては、様々な思考が沸き立ったものだ。


以下略



19:おじさん ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/07/14(月) 00:42:51.09 ID:4ENc1A5go



「……出来たぞ」

以下略



20:おじさん ◆nlCx7YJs2Q[saga]
2014/07/14(月) 00:44:45.96 ID:4ENc1A5go


 やはりというか、父は私の事を見つめていた。
だがこの時ばかりはそんなことに眼もくれず、今と同じように、一心不乱にラーメンを啜っていた。

以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/14(月) 00:45:00.18 ID:S2shxyevO
MESIテロリストめ……!


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