過去ログ - 先輩「そこから見えるのは、どんな景色ですか?」
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10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/16(水) 00:18:34.15 ID:8oJAdiKmo



 そんな水曜の顛末をひなた先輩に伝えると、彼女は一言、

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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/16(水) 00:20:12.27 ID:8oJAdiKmo



 大澤の様子がおかしくなりだしたのは、文化祭が終わって二週間が過ぎた頃のことだった。
 
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/16(水) 00:21:45.54 ID:8oJAdiKmo


「みさと」が書いたのは絵本のようなほのぼのとした雰囲気の話だ。
 特に面白がる要素もないのに気付くと読み終わっていて、さらりとした読後感がある。 

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13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/16(水) 00:22:28.57 ID:8oJAdiKmo



 用事があるから、と、ひなた先輩が部室を出て行った。
 残されたのは俺と、「あかね」「みさと」の二人だけだった。
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14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/16(水) 00:23:47.31 ID:8oJAdiKmo

 文芸部の部員数は七名だ。

 俺と大澤、「あかね」と「みさと」、それから部室に顔を出さない幽霊部員の男子二名。
 引退したひなた先輩は除外。最後のひとりは、唯一の一年生、女子部員だ。
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/16(水) 00:24:29.88 ID:8oJAdiKmo

 気配でそれを察したのか、彼女は急に振り返って、笑った。

「せんぱい、なにしに来たんですか?」

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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/16(水) 00:25:14.15 ID:8oJAdiKmo

「高いところ、好きなの?」

「穴の中とか、井戸の底とか、低いところよりは好きかもしれないです」

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17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/16(水) 00:25:48.01 ID:8oJAdiKmo

「とにかく、俺はもう帰るよ」

 これ以上ここに居ても何も話すことはないと思い、俺は屋上をあとにしようとした。
 
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18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/16(水) 00:26:38.63 ID:8oJAdiKmo

「そもそも、今は部長がサボってるし、実質リバーシ部だし」

「あはは」と後輩は笑う。何かをごまかそうとしているみたいに見えた。

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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/16(水) 00:29:25.12 ID:8oJAdiKmo



 彼女が部誌に寄せたのは一本の掌編小説だった。
 あるいは小説と呼ぶのは間違いかもしれない。散文詩とでも呼ぶべきかもしれない。
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