1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/07/23(水) 22:08:47.60 ID:ZXrvAdcT0
提督「長門」
長門「…なんだ」
提督「アイスクリームは好きか」
長門「…嫌いではない」
提督「好きでもないと」
長門「うむ」
提督「じゃあ食べちゃお」
長門「待て」
提督「なんだ」
長門「…好きだ」
提督「俺も好きだよ」
長門「…こほん。…まあ、なんだ、その…私も、その…」
提督「ああ美味しい」
長門「…」
提督「嘘だよ。どうぞ」
長門「…いただこう」
長門は間宮のアイスクリームが好きみたいだ。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2: ◆g2XWKdhKyM[saga]
2014/07/23(水) 22:13:04.08 ID:ZXrvAdcT0
・初めてSS書きます
・今日初めて読んだ小説のパロディ(というかパクリ?)です
・艦これ だけど あんまり艦娘要素ないかもです
3: ◆g2XWKdhKyM[saga]
2014/07/23(水) 22:16:24.73 ID:ZXrvAdcT0
提督「そういえばお前は水上スキーしてるよな」
長門「私だけではなかろう」
提督「後で教えてよ」
4: ◆g2XWKdhKyM[saga]
2014/07/23(水) 22:19:03.42 ID:ZXrvAdcT0
酒匂「ぴゃん♪阿賀野型軽巡四番艦、酒匂です!司令、よろしくね!」
提督「ああ、よろしく頼む」
長門「…酒匂」
5: ◆g2XWKdhKyM[saga]
2014/07/23(水) 22:20:34.59 ID:ZXrvAdcT0
提督「夏、だな」
長門「ああ」
提督「僕は夏は好きだ」
6: ◆g2XWKdhKyM[saga]
2014/07/23(水) 22:22:33.73 ID:ZXrvAdcT0
提督「今日も一日お疲れ様」
長門「…うむ」
提督「明日は日曜日だね」
7: ◆g2XWKdhKyM[saga]
2014/07/23(水) 22:24:41.84 ID:ZXrvAdcT0
提督「ああ、今日も腹が減った」
鳳翔「お疲れ様でした、お夕飯できていますよ」
長門「今日のメニューはなんだ」
8: ◆g2XWKdhKyM[saga]
2014/07/23(水) 22:27:02.67 ID:ZXrvAdcT0
提督「長門」
長門「なんだ」
9: ◆g2XWKdhKyM[saga]
2014/07/23(水) 22:30:17.38 ID:ZXrvAdcT0
「月曜日の朝は憂鬱だな」
「私たちに曜日も何もなかろうに」
「まあ、たしかに」
10: ◆g2XWKdhKyM[saga]
2014/07/23(水) 22:35:47.62 ID:ZXrvAdcT0
長門が戦艦レ級の砲撃から大破状態の大和を護り、沈んでいった。
大和から通信が入った。
執務室から海岸へと走りながら、僕は涙がとまらなかった。
11: ◆g2XWKdhKyM[saga]
2014/07/23(水) 22:40:48.84 ID:ZXrvAdcT0
「テートクー!ナガトがー!」
歩いていたら、ぼろぼろの金剛が走ってきて僕に叫んだ。
入渠もせずによく走れるなあなんて思いつつ、金剛と走った。
12: ◆g2XWKdhKyM[saga]
2014/07/23(水) 22:45:00.93 ID:ZXrvAdcT0
「ありがとう」
入渠施設のベッドで寝かしておいた彼女が目覚めてから初めに発した言葉だった。まるで状況を理解しているかのように、迷いなくそう言った。
「ここはどこ?」
13: ◆g2XWKdhKyM[saga]
2014/07/23(水) 22:47:34.24 ID:ZXrvAdcT0
「鳳翔さん」
「…提督」
「昨日のカレーの残りが確かありましたね」
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/07/23(水) 22:49:45.71 ID:gWrcMEE/O
期待
15: ◆g2XWKdhKyM[saga]
2014/07/23(水) 22:50:26.44 ID:ZXrvAdcT0
「ありがとうございます」
少女はテレビを消し、こちらに向き直った。
「何を見ていたのですか」
16: ◆g2XWKdhKyM[saga]
2014/07/23(水) 22:53:04.30 ID:ZXrvAdcT0
「海が見たいです」
少女がそう言うので、海岸にやってきた。さっき残した足跡は、まだ残っていた。
少女は目を輝かせると、おもむろに服を脱ぎだして海へ飛び込んだ。
17: ◆g2XWKdhKyM[saga]
2014/07/23(水) 22:54:46.12 ID:ZXrvAdcT0
>>14
ありがとうございます
こういうレスいただくととっても嬉しいもんですね
最後まで書いてあって、あともう1/3もないくらいです
18: ◆g2XWKdhKyM[saga]
2014/07/23(水) 22:56:33.08 ID:ZXrvAdcT0
「あがりましょうか」
時計を見ればもうお昼をさしていた。
「プールに入った後のアイスクリームって、とっても美味しいと思いませんか」
19: ◆g2XWKdhKyM[saga]
2014/07/23(水) 22:59:01.09 ID:ZXrvAdcT0
今日何本目になるだろうかアイスキャンデーを舐めながら、道中借りた浴衣を身にまとって少女は語る。
「夏は嫌いですね」
「これだけ楽しんでいるのにですか」
20: ◆g2XWKdhKyM[saga]
2014/07/23(水) 23:01:05.41 ID:ZXrvAdcT0
「提督さん」
「はい」
21: ◆g2XWKdhKyM[saga]
2014/07/23(水) 23:02:15.12 ID:ZXrvAdcT0
空に上がる花火をぼうっと見て目を伏せ、何故か溢れそうになる涙をこらえていると、少女は僕の手をそっと握った。
「今までずっと、です」
懐かしい、深く赤い目が僕を見つめた。そして、少女は僕のポケットから長門のケッコン指輪を奪い取る。
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