過去ログ - とある幻想の一撃男(とある×ワンパンマン)
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15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 05:22:24.33 ID:g4FKKuxko

「……私は……負けたのですね」

 流石に勝ったろうと思っていた上条すらも、ムクリと起き上がった彼女に対して驚きを露にする。
 しかし、彼女から戦意は感じられない。それどころか何処か吹っ切れた面持ちを浮かべていた。
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 05:23:04.39 ID:g4FKKuxko

「だから、記憶を消さなきゃならない理由を見つけりゃ良いだろって言ってるの上条さんは!! お分かり!?」
「だから、完全記憶が原因で脳の容量を圧迫してるって言ってるじゃないですか!! 何故分からぬのです!?」

 このままでは埒が開かないと、上条は携帯電話を取り出してアドレス帳を開いた。
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 05:23:59.09 ID:g4FKKuxko
「そら見た事か! 上条さんは科学の人なので、完全記憶の所為で死んじゃうなんてオカルト認めません!!」
「ですが上条当麻! 貴方こそ初めは信じていたではありませんか! それに、彼女は一年周期で記憶を消さなければ、本当に苦しんじゃうんですよ!? その理由が完全記憶能力でなければ、一体何なのです!?」
「……そこなんだよ、俺が気になってんのは」

 十万三千冊と言う魔道書。詳細は分からないが、魔術師にとって重要な本であるという事は上条にも分かる。
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 05:25:37.73 ID:g4FKKuxko
 ・ ・ ・

「……それで、これから一体どうするんだい? 言っておくがインデックスに残された時間は精々三日か四日だ。こうなると残りの時間、上の連中はすっとぼけるに違いないだろう。それで僕らがインデックスの記憶を消して帰還した所で、僕らの持つ都合の悪い情報を消す、何てこともあってもおかしくない。必要悪の教会ネセサリウスとは、即ちそういう場所だ」

 頭に大きなたんこぶを作った赤いロン毛の魔術師、ステイル=マグヌスはオフィスビルの手すりに寄りかかって不快げに淡々と状況を説明した。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 05:26:51.89 ID:g4FKKuxko
「そうだな。隠すような事でもねえし、教えよう……しっかり聞いとけよ」

 彼女の真摯な視線に応えるべく、上条は姿勢を正して真正面から神裂を見据えた。

「いいか? 重要なのは、このハードトレーニングを最後まで続けられるかどうかだ」
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20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 05:28:20.82 ID:g4FKKuxko
 本当に辛かったんだ! と崩れ落ちるように跪いた。
 悔しそうに地面を叩くと、地面にひびが入ると共にオフィスビルが小さく揺れた。
 それに煽られるようにインデックスの身体も踊る。ステイルはインデックスが無邪気に上条へじゃれ付いているのを見て、嫉妬が八割を占める怒りを露にした。

「と言うかインデックス、君は何をしているんだ! そんな男に何時までもくっついてたら駄目だろう!?」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 05:30:29.15 ID:g4FKKuxko
 かざした右手から、ずるりと無色透明の竜の頭が現れた。
 竜はその顎を大きく開け放ち、インデックスをパクリと飲み込む。いや、透明なので包み込んだと言った方が正しいだろうか。

 幻想殺しの効果はその竜にも宿っているらしく、歩く教会が甲高い音共に弾け飛んだ。

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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 05:32:14.86 ID:g4FKKuxko
 ・ ・ ・

 上条家の朝は早い。夏の茹だるような暑さに目が覚めてしまうのも理由の一つだが、最近は何故か知らないが居候が出来たお陰でおなかがすいたと起こされると言うのが大きな理由だ。
 しかし今日、彼が早起きをせざるを得なかったのは、インデックスによる目覚ましではなく、インターホンからの呼び鈴であった。
 朝の五時に一体誰だよ、と無警戒にも眠気まなこで扉を開くと、そこにはいつぞやの魔術師の一人が居た。
以下略



23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/03(日) 05:34:55.36 ID:g4FKKuxko
一先ず、これで1話目っぽいなにかが終わりました。
ハーメルンさんでのサブタイトルは「ウニ頭の一撃男とシスター少女」です。

ちょっとおなかすいたので朝ごはん食べたら二話目、 「ウニと超電磁砲と一方通行(1)」を投稿したいと思います。
誤字の指摘とか気になったこととかあったら参考にしたいので、よろしければ何か感想とかください(土下座)。


24:ウニと超電磁砲と一方通行(1)[saga]
2014/08/03(日) 05:46:58.41 ID:g4FKKuxko
よくよく考えたらこんな時間に見てる人いるわけないか
とりあえず続きを書きます。

 ・ ・ ・

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25:ウニと超電磁砲と一方通行(1)[saga]
2014/08/03(日) 05:47:56.59 ID:g4FKKuxko
 神裂に対しては聖人や魔術に頼らないという意味合いも込めて、普通の服を着てもらうことにした。目のやりどころに困るというのが実の所なのだが。
 それはさておき、彼女の服を買いにセブンスミストに赴いた所で、御坂美琴と出くわしたりもして、何故かは知らないが絡まれた。

 神裂から貰った金を神裂の為に使おうとしているだけなのに、一見したら男が女に服をプレゼントしていると言う様相を呈しているのが性質の悪い所で、それが美琴の琴線に触れてしまったらしい。

以下略



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