過去ログ - 貴音「月光Cage」
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10: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 21:32:01.11 ID:gz+5vwBbo
小鳥「そんなこと言って、嘘……じゃないでしょうね?」

小鳥さんが黒田へ訝しげな視線を送りつつ言う。

黒田「嘘だって?」
以下略



11: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 21:39:30.78 ID:gz+5vwBbo
P「……実家?」

俺と小鳥さんは思わず顔を見合わせる。

黒田「そう、実家。……その様子だと、やっぱりあんたたちも知らないんだね。四条貴音の実家の場所は」
以下略



12: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 21:41:18.36 ID:gz+5vwBbo
P「…………」

小鳥「プロデューサーさん……」

悔しいが、この男の言うとおりだった。ここで黒田を告発したところで、なんの解決にもならない。
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/03(日) 21:42:59.46 ID:xHfUfXVNo
ふむふむ


14: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 21:45:17.15 ID:gz+5vwBbo
P「……なるほど」

そこで聞いた話を記事にしようという考えか。

黒田「なぁに、別にあれこれと騒ぎ立てるようなスクープを書こうってんじゃない。むしろ、俺としては早めに記事にしてしまったほうが彼女のためでもあると考えてる」
以下略



15: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 21:46:42.61 ID:gz+5vwBbo
黒田「……で、どうだ? あんたにとっても悪い話じゃないだろう?」

P「…………」

小鳥「プロデューサーさん……どうするんですか?」
以下略



16: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 21:51:32.69 ID:gz+5vwBbo
小鳥「私も、それでいいと思います」

P「小鳥さん」

小鳥「私だって知りたいですから、どうして貴音ちゃんがいなくなってしまったのかってこと。貴音ちゃんは隠しておきたかったのかもしれないけど、それでも……理由も聞かされないままお別れなんて、悲しすぎます」  
以下略



17: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 21:54:12.87 ID:gz+5vwBbo
小鳥「ちょっと……! いくらなんでも急じゃないですか?」

P「なんていうか、その……居ても立ってもいられなくて……」

小鳥「えぇー……」
以下略



18: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 21:56:24.76 ID:gz+5vwBbo
黒田「それじゃあ一時間後に出発だ。それまでに準備しといてくれよ」

P「待ってくれ。まだ重要な事を聞かせてもらってないぞ」

黒田「あ?」
以下略



19: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 22:06:07.82 ID:gz+5vwBbo
事務所の人間で貴音と最後に話をしたのは、たぶん自分だ。

あれは、貴音がいなくなってしまう前日の夜だった。

――仕事を終え戻ってきていた彼女は、事務所の屋上で手すりに身を寄せながら月を眺めていた。
以下略



20: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 22:08:45.58 ID:gz+5vwBbo
P「最近、少し元気が無いみたいだけど」

貴音「……わたくしが、ですか?」

P「ああ」
以下略



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