6: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 21:22:12.24 ID:gz+5vwBbo
雪歩「あの日から何度も考えるんです……四条さんがどうしていなくなってしまったのかってこと」
P「俺だってそうだよ」
多分、事務所の全員がそうだ。
7: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 21:24:32.05 ID:gz+5vwBbo
こんこん、とノックの音がした。
「すみません」
入り口の扉が開いて、声の主が姿を現す。男だ。
8: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 21:28:37.03 ID:gz+5vwBbo
小鳥「……ご用件はなんでしょう?」
黒田「だからさ、ちょっとその話に混ぜてほしいんだけど」
小鳥「え……?」
9: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 21:31:02.98 ID:gz+5vwBbo
小鳥「お茶です、どうぞ」
P「ありがとうございます」
黒田「お、どーも」
10: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 21:32:01.11 ID:gz+5vwBbo
小鳥「そんなこと言って、嘘……じゃないでしょうね?」
小鳥さんが黒田へ訝しげな視線を送りつつ言う。
黒田「嘘だって?」
11: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 21:39:30.78 ID:gz+5vwBbo
P「……実家?」
俺と小鳥さんは思わず顔を見合わせる。
黒田「そう、実家。……その様子だと、やっぱりあんたたちも知らないんだね。四条貴音の実家の場所は」
12: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 21:41:18.36 ID:gz+5vwBbo
P「…………」
小鳥「プロデューサーさん……」
悔しいが、この男の言うとおりだった。ここで黒田を告発したところで、なんの解決にもならない。
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2014/08/03(日) 21:42:59.46 ID:xHfUfXVNo
ふむふむ
14: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 21:45:17.15 ID:gz+5vwBbo
P「……なるほど」
そこで聞いた話を記事にしようという考えか。
黒田「なぁに、別にあれこれと騒ぎ立てるようなスクープを書こうってんじゃない。むしろ、俺としては早めに記事にしてしまったほうが彼女のためでもあると考えてる」
15: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 21:46:42.61 ID:gz+5vwBbo
黒田「……で、どうだ? あんたにとっても悪い話じゃないだろう?」
P「…………」
小鳥「プロデューサーさん……どうするんですか?」
16: ◆u7jijUkfI.[saga]
2014/08/03(日) 21:51:32.69 ID:gz+5vwBbo
小鳥「私も、それでいいと思います」
P「小鳥さん」
小鳥「私だって知りたいですから、どうして貴音ちゃんがいなくなってしまったのかってこと。貴音ちゃんは隠しておきたかったのかもしれないけど、それでも……理由も聞かされないままお別れなんて、悲しすぎます」
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